ランド円ショートコメント
まず、先週の振り返りですが「振れる可能性はあるものの、6.33レベル(ミスタイプで53となっていました。テクニカルな解説の中の33が正しい数字です)をサポートに、6.50レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは安値が6.36レベル、高値が6.63レベルと、ランドが大きく上昇する一週間となりました。
先週のランドは週初から底堅い動きを続け、最大の要因はこれまでレジスタンスとなっていたテクニカルなレジスタンスを全て上抜けたこと、また米国大統領選で徐々にバイデン候補の当選が確実となっていく動きも同候補が対中政策を融和方向へと転換する思惑もあって、中国を最大の貿易相手国とする南アフリカにとっては好材料になったと考えられます。
今週のランドはCPIや失業率などいくつかの経済指標が出てきますので悪い数字が出てくれば調整の売りということは考えられますが、テクニカルには強く昨年安値6.78までは戻す可能性が高いと見ています。まず週足チャートをご覧ください。
三角もちあいを上抜け、ピンクの水平線で示した昨年安値に向かっている動きがよくわかります。また、テクニカルに三角もちあいを上抜けた水準6.45が下値の限界点となります。
いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。
今週は参考程度ですが着実に上昇してきていることが確認できます。
今週は週足のテクニカルなターゲットの水準から、6.45レベルをサポートに、6.80レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。
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