株価上昇するもドル円の頭は重い(2016年6月29日)

昨晩海外市場で欧米株が上昇した流れを受け、本日も日経平均株価は堅調に推移しました。

株価上昇するもドル円の頭は重い(2016年6月29日)

株価上昇するもドル円の頭は重い

日経平均はブレグジット暴落の半値戻しを達成

昨晩海外市場で欧米株が上昇した流れを受け、本日も日経平均株価は堅調に推移しました。ザラ場での高値は15,626円で6月24日予想外のブレグジットで株価が急落した日の高値(16,389円)と安値(14,864円)のちょうど半値まで戻した形となりました。
しかし、その後は一応の達成感からか反落し、結局243円高の15,566円で終了しています。
あまりにもセオリーどおりの半値戻しは先行き不透明感の裏返しとも言え、英国のEU離脱の直接の影響も、今後の展開も読めない中での手探りの状況を象徴しているかのようです。

ドル円は半値戻し後やや弱含み

一方でドル円は朝方102円台の後半で東京に帰ってきましたが、本日午前中運に開催された安倍首相、麻生財務相、黒田日銀総裁らの緊急会合から何も具体策が聞こえてこなかったことの失望もあって反落、じりじりと102円台前半に値を下げてきています。
とはいえ、為替も株価も反発しており水準は変わったものの投機的な動きに振り回されているわけでもなく、流動性不足を生じている様子も今のところなくでは、政府も日銀も動きようがないのはやむをえないのかもしれません。

ここからが本当の方向感探りとなるか

昨晩はドル円も102.81をつけており、半値にはやや足りないものの、ブレグジットの過剰反応は一服感が出てきており、ここからは改めて方向感探りが始まるものと見られます。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。
本日も、EUの景況感指数、米個人所得、個人支出、中古住宅販売などの指標が並ぶが、いずれも英国国民投票前の計数となり、やや反応しにくいかと思われます。
来月以降次第に明らかとなるこの不確実状態をベースとした消費や投資の冷え込みの度合いを確認するまではなにごとにも確信が持てない状況が続くでしょう。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る