オーストラリアの2020年第2四半期GDP結果(20/9/2)

本日(2日)発表された2020年第2四半期GDPは、予想を下回る結果となりました。豪ドル米ドル相場は豪ドルがやや緩んでいます。

オーストラリアの2020年第2四半期GDP結果(20/9/2)

オーストラリアの2020年第2四半期GDP結果

本日(2日)発表された2020年第2四半期GDPは、予想を下回る結果となりました。豪ドル米ドル相場は豪ドルがやや緩んでいます。

第2四半期GDP結果
前期比伸び率…▼7.0%(予想▼6.0%) 1Qは当初の▼0.3%から修正なし
前年比伸び率…▼6.3%(予想▼5.1%) 1Qは当初の+1.4%から修正なし

豪州統計局のコメントでは四半期比▼7.0%(豪州統計局の下図ご参照)は1959年からの統計開始以来、最大の下落とコメントしています。項目別で最大は家計消費(▼6.7%)となり、この結果、収入に対する貯蓄率は前期の6%から19.8%まで上昇しています。労働時間は9.8%の下落、賃金も2.5%の下落になりました。

以下は豪州統計局作成(出所:統計局HP)の資料です。

項目別2Q・GDPへの貢献度(前期比ベース)

項目別2Q・GDPへの貢献度(前期比ベース)

上から、政府支出、家計消費、民間投資、公共投資、在庫の変化、輸出、輸入、GDPの順になっています。貢献しているのは、財政と輸入で、消費減退が大きく足を引っ張っています。



下図は豪ドル/米ドルの日足チャートです。相場は、ラインA(=0.7040)とB(=0.7340)の豪ドル高トレンドラインに沿って上昇していましたが、6月末から一段とスピードを上げたラインC(=0.7200)に沿っていきました。これと平行のD(=0.7430)が3営業日前のラインBの上抜けでDの上限手前(0.7414)まで買われました。
現在の相場は今日のGDP悪化により豪ドルが小幅売られて0.7350付近になりましたので、ラインBでサポートされるか否かとなります。もしBを切ると、再度AとBのトレンドライン内での動きになりそうです。

項目別2Q・GDPへの貢献度(前期比ベース) 2枚目の画像

(9月2日12:45、1豪ドル=0.7350米ドル)

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