ニュージーランドドル週報(2020年8月第4週)

ドル金利が大幅に上昇、円が全面安となる中、NZ/円は7/23以来の高値となる71円台を付けています。

ニュージーランドドル週報(2020年8月第4週)

NZ/円、短期は“NZ強気”に転換。中期トレンドも強気。

8/24に発表されたNZ4-6月期の小売売上高は前期比▼14.6%で、前期の▼1.2%から大幅に悪化しました。前年同期比でも▼14.2%でしたが、大幅悪化の要因がロックダウンによるものであり、予想の範囲内であったことから為替相場への反応はありませんでした。また、米中関係の緊張緩和によりリスクオンの動きがやや戻りつつある中、27日にはパウエルFRB議長がインフレターゲットに関して新指針を示したことから、ドル金利が大幅に上昇、円が全面安となり、NZ/円は7/23以来の高値となる71円台を付けています。

チャートを見ると、日足は3月に付けた59.51を基点として下値を切り上げて来た流れから一時的に下抜ける場面がありましたが、27日の陽線がこれを抜き返しており、短期トレンドは再び強気の流れに戻しています。この日足の下値抵抗は70.10-20にあります。また、7/23に付けた71.67の直近高値を基点とするトレンドラインからも上抜けた位置で推移しており、この短期的な日足の下値抵抗は69.50-60にあります。一方上値は、71.60-70に強い抵抗がありますが、これを上抜けて終えた場合は一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は71.60-70、72.10-20、73.30-40に、下値抵抗は前述の70.10-20、69.50-60にあります。69.50割れで終えた場合は下値リスクが点灯69.50割れの越週か、69円割れを見た場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。

一方直近の週足は小陰線で終えましたが、3月に付けた59.51を基点とするサポートラインをかろうじて守って越週しました。今週は寄り付きから反発に転じて上値トライの動きが強まっています。週足の抵抗が70.70-80にありますが、71円台で越週した場合は上値余地がさらに拡がり易くなります。この場合でも中期トレンドが弱いため74円は大きな壁となります。週足の上値抵抗は、73.10-20に、下値抵抗は70.00-10、69.50-60にあります。70円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、69.50割れで越週した場合はトレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。31週、62週移動平均線は67.87と69.04にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。

NZ/円、短期は“NZ強気”に転換。中期トレンドも強気。

NZドル/円【週足】:8/27現在31週移動平均線は67.87に62週線は69.04にあり、中期トレンドは“NZやや強気”を維持している。

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