ニュージーランド2020年第2四半期失業率の予想
(発表8月5日、日本時間朝7時45分発表予定)
NZの失業率が明朝発表されます。四半期毎の公表となっています。
NZの失業率関連指標(8月4日12時現在予想)
(1)就業者数(前期比ベース、黒い縦線より右は今回予想値、赤はゼロ)
就業者数の予想はコロナウィルスの影響もあり、前期比ベースで▼2.0%です。但し、第1四半期が予想を大きく上回る数値でしたので、予想値に中にはこの上げ幅を含んだ下落になっていると思います。NZはコロナウィルスへの勝利宣言をしており、経済活動はほぼ正常化している様です。現在でも1日当たり0〜2名程度の感染者で、それも海外渡航者の感染が多いようです。
但し、世界的にコロナウィルスの感染者が続いている現状では、NZの大きな産業の1つである観光業が不冴えのままになっています。この辺りの雇用者改善が進まなければ、右肩上がりの経済になるには時間かかりそうです。
(2)失業率(黒い縦線より右は今回予想値)
失業率(上図(2)は2020年1Qまでは4〜4.2%レンジで推移していましたが、今回は大きく跳ね上がります。それでも米国ほどの悪化ではないので、3Qの数値が重要になりそうです。
相場については本日のシカゴポジション241をご参照願います。
豪州中銀の金融政策が予想通りの据え置きとなり、豪ドルは小動きになっています。オセアニア通貨としてのNZドルも影響を受けていないので、明朝、この指標が材料になるか注目します。
シカゴもまだNZドルの方向性を決めかねているので、特にレンジが上下に大きく振れた場合に相場の値動きを見ておきたいと思います。
(8月4日14:00、1NZドル=0.6614米ドル)
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シカゴのNZドルのポジションはロングを手仕舞いし、軽めにショートにしてきました。
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