ユーロ圏・米国の7月PMI景況指数速報値の予想(20/7/22)

日本時間2020年7月24日16時15分〜順次発表予定です。

ユーロ圏・米国の7月PMI景況指数速報値の予想(20/7/22)

ユーロ圏・米国の7月PMI景況指数速報値の予想

(日本時間2020年7月24日金曜日16時15分〜順次発表予定)

金曜日(24日)、ユーロ圏及び米国の7月PMI指数速報値が発表されます。前月は概ね予想を上回り、サービス業・製造業共に好悪判断基準の50前後まで回復しています。7月は一段と回復し、独の製造業以外は全て50を越える予想になっています。このままでいけば4月に一度底打ちの形になります。今回はユーロドルが2019年1月以来の1.15台乗せで終わっているので、ユーロ圏と米国で50を境に好対照の数値が出ると相場に影響が出そうです。

ユーロ圏PMI指数

ユーロ圏の7月の製造業・サービス業PMI指数は全て6月よりも改善予想になっています。独の製造業が唯一予想中間値で48となり、50未満になっていますが、予想レンジ上限は全て50越えになっています。今月も先行き経済の楽観視を裏付けています。また、欧州の復興基金が合意しましたので、この分は来月以降に加わる可能性があるので、今回予想を超える数値になると、ユーロには好材料になりそうです。逆に50未満になった場合に持ち高調整のユーロ売りが出るか否かをウォッチしたいと思います。尚、予想数値は4連休絡みで2日前の数値ですので、当日は数値の再確認お願いします。


(1) ユーロ圏製造業PMI景況指数

ユーロ圏PMI指数

(2) ユーロ圏サービス業PMI景況指数

ユーロ圏PMI指数 2枚目の画像

(今回発表予想)2020年7月22日 10時半現在予想値

米国7月PMI指数予想 (東京時間22時45分発表)

米国7月PMI指数予想 (東京時間22時45分発表)

6月の米国はユーロ圏よりも製造業が高め、サービス業がやや下回った結果になりました。6月のISM製造業景況指数52.6と好数値でしたので、PMIも上振れの可能性はあります。

下図は3地域の製造業PMI指数(米はISM)です。いち早く米国が50を越え、今回は予想通りならユーロ圏が50越えになります。

ユーロ製造業PMI指数(青)と米ISM製造業指数(灰)、日本PMI製造業指数(オレンジ)

ユーロ製造業PMI指数(青)と米ISM製造業指数(灰)、日本PMI製造業指数(オレンジ)

(こげ茶:50)〇印は7月ユーロ圏製造業PMI指数予想値


東京市場4連休中のユーロ圏・米国の主な経済指標は以下の通りとなっています。

(23日木曜日)

ユーロ製造業PMI指数(青)と米ISM製造業指数(灰)、日本PMI製造業指数(オレンジ) 2枚目の画像

(24日金曜日)

ユーロ製造業PMI指数(青)と米ISM製造業指数(灰)、日本PMI製造業指数(オレンジ) 3枚目の画像

(今回予想2020年7月22日11時現在)

下記チャートはユーロドルの月足です。先月までは2018年高値からのラインA(=1.1310)とその抵抗線から平行に下したラインB(=1.0520)のレンジでユーロ安トレンドを形成していましたが、今月は月末7営業日前ですが、ラインAを実態線で抜いたままの陽線が出ています。このままいけば、2008年7月高値からの抵抗線であるラインC(=1.1880)方向に行き易くなります。そして横抵抗線のラインD(=1.1870)もありますので、ほぼ同じ水準のCとDの抵抗線が強くなっています。もしこれを越えるとラインE(=1.2080)方向が見てきます。この流れが騙しになるのは来週月末の金曜日終値がラインA未満になることです。この場合は長い上ヒゲを残すことになるので、再度短期ユーロ高に戻すにはかなりのエネルギーが必要になります。
尚、日足・週足では3月時のドル乱高下で付けたユーロ高値1.1495を越えていますので、今日以降から今週末まで1.1495を越えたままでいられるか否かをウォッチします。

ユーロ製造業PMI指数(青)と米ISM製造業指数(灰)、日本PMI製造業指数(オレンジ) 4枚目の画像

(7月22日14:30、1ユーロ=1.1540ドル)

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