3. 7月の豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想（2020/7/6）

7月の豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想（2020/7/6）

豪州の政策金利が明日7日（火曜日）に発表されます。

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7月の豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想（2020/7/6）

豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想

豪州の政策金利が明日7日（火曜日）に発表されます。

豪州準備銀行（中銀）政策金利予想（7月6日12時00分現在）
　　現行の0.25％を据え置き　エコノミストのレンジはなし（全員0.25％予想）

豪州中銀は3月の臨時会合でキャッシュレートを0.25％に引き下げた以降は据え置きを継続しており、7月もエコノミスト全員が据え置き予想となり4ヶ月連続の変更なしです。また、先々の予想（下表）を見ても前回6月時点では2021年3Q内で一部エコノミストの利上げ予想がありましたが、今回は全員が来年の3Qまでは現行金利の据え置きになっています。最近の貿易収支や小売売上高は改善しており、住宅部門の低迷が見られる程度ですので、少なくとも利下げは見送りが妥当と思われます。

従いまして、今回の注目点は

①豪州国内でのコロナウィルス再感染拡大に関し中銀がどの様に分析しているかを見ます。経済に対してウィルス拡大の影響度合いについて大きく言及している場合には、今後の経済指標の悪化次第で、市場は為替への反応が大きく（豪ドル売り）出る可能性が出てきそうです。

②NZ中銀は最近のNZドル高に触れていましたが、同様に豪州中銀がここ数ヶ月の豪ドル高に対するコメントがあるか無いか、あった場合にその文言を注目します。

豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想

政策金利推移（2020年6月末までと7月予想値…赤い線より右側）

エコノミストの先々見通しは下記となっています。
前回までは2021年第3四半期に一部エコノミトスが利上げ予想していましたが、今回7月は全員0.25％の据え置き予想です。

豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想 2枚目の画像

次回金融政策発表は2020年8月4日（火曜日）に予定されています。

下図は豪ドル米ドルの日足チャートです。
3月中旬からのラインA（＝0.6890）とB（＝0.7350）との豪ドル高トレンドに乗っていましたが、2019年7月高値とのダブルトップであるC（＝0.7080）で止められて、現在は豪ドル高からの時間調整を行い、現在はいよいよAのサポートが守られるか、下抜けてしまうかの収斂まで来ています。ここを下抜けてしまうと当面はD（0.6680）までの下押し先行になり、その際はCとDのレンジ推移になりそうです。逆に維持できれば、再度Cをトライし、さらに上抜けて豪ドル高トレンドラインに回帰できるかとなります。

豪州政策金利(キャッシュ・レート・ターゲット)の予想 3枚目の画像

（7月6日14:00、1豪ドル＝0.6963米ドル）　

尚、「シカゴポジション」は先週金曜日がアメリカ独立記念日の振替休日のために、ポジションが更新されていませんでした。更新次第お届けいたします。

オーダー/ポジション状況

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