ランド円ショートコメント(2020年6月29日)

ランド円のレンジは、安値が6.10レベル、高値6.25レベルと、予想レンジ内で思った以上に静かな値動きの一週間となりました。

ランド円ショートコメント(2020年6月29日)

ランド円ショートコメント

まず、先週の振り返りですが、ランド円は「テクニカルな観点から大台6.00レベルをサポートに、6.30レベルをレジスタンスとする一週間」を見ていました。実際のレンジは安値が6.10レベル、高値6.25レベルと、予想レンジ内で思った以上に静かな値動きの一週間となりました。

先週の南アフリカでは24日に補正予算が発表されました。これは2月に発表された予算案に対してコロナ対策費用を追加で支出するものです。すでにコロナ支援で大規模な支援策を発表し更に今回の補正ということから、南アの財政赤字は対GDP比でこれまでの倍以上の14.6%に達するとの見通しも示されました。

そして、この財政赤字拡大を理由にムーディーズが更に格付けを引き下げるという見方も出ましたが、目立ったランド売りには繋がりませんでした。これは主要国同様で今は財政赤字も悪い経済指標も仕方ないという見方によるものでしょう。経済指標について今週は30日に1〜3月期GDPと貿易収支が、2日に経常収支の発表があります。悪くても市場への影響は限られるかもしれませんが、GDPが前回のー1.4%からどの程度悪化しているのかは気になるところです。

テクニカルには、いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。

ランド円ショートコメント

トルコリラ同様に6月11日から動きが鈍くなり、ここまで6.09〜6.35と先々週のレンジの中での動きです。今週も材料が無いわけではありませんが、あまり大きな動きは期待できず、基本的にこれまでのもみあいの中での動きを続けると見ています。今週は6.10レベルをサポートに6.35レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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