ドルやポンドの動向次第(週報2016年6月第二週)

引き続きドルやポンドの動向次第、ユーロ自身の方向性は示せず

ドルやポンドの動向次第(週報2016年6月第二週)

ユーロ・ドル:6月6日からの先週

6日は、前週末の引けの1.1360で始まり、直後にやや上戻しして6日の高値1.1392を付けました。その後、終日じりじりと下降を続け、6比の安値1.1323を付けました。その後はそのまま横ばいで1.1353で引けました。

7日は、前日引けの1.1354で始まり、東京時間はじりじりと下降を続け、7日の安値の1.1338を付けました。その後は穏やかにじりじりと上昇を続け、7日の高値1.1380を付け、その後はそのまま横ばいで1.1358で引けました。

8日は、前日引けの1.1357で始まり、直後にやや下押して、8日の安値1.1353を付けました。その後、じりじりと上昇を続け、8日の高値1.1410を付け、一転ユーロ売りになり、1.1353まで下押して、1.1395で引けました。

9日は、前日引けの1.1395で始まり、東京時間はじりじりと上昇を続け、9日の高値1.1415を付けました。その後はじりじりと下降を続け、9日の安値1.1304を付け、その後はそのまま横ばいで1.1315で引けました。

10日は、前日引けの1.1313で始まり、10日の高値1.1321を付けました。その後東京時間はじりじりと下降を続け、10日の安値1.1244まで下降して、1.1267へ下押し、1.1317へ上戻して、1.1256で引けました。

ユーロ・ドル:6月13日からの今週

CME通貨先物ポジション状況 6月7日時点
  (6月7日) (5月31日) (5月24日)
円   42853    14837     22059        
ユーロ  ▲67112   ▲37654   ▲37895  

シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで6月7日付けのネットのユーロの売り持ち高の大きく増加、過去最高です。
因みに、過去最高買い持ち高は、07年5/15 +119,538、 今までの過去最高の売り持ち高は、10年2/9 -57,152

英国民投票を控え、市場の動揺はしばらく続くと想定されます。
リスク・オフの動きが強まるでしょう。

テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
6月 6日の 1.1323 〜 1.1392
6月 7日の 1.1338 〜 1.1380
6月 8日の 1.1353 〜 1.1410
6月 9日の 1.1304 〜 1.1415
6月10日の 1.1244 〜 1.1321

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 1.1416で 上昇
基準線が    1.1396で 下降
転換線が    1.1257で 上伸
実勢値     1.1256 10日引け
先行スパン1が 1.1219で 横ばい
遅行スパン  1.1076で 下降

実勢値は、基準線と転換線の下に位置していますが
先行スパン1と2の間にあるので
今の状況では、足元のはっきりとした方向感はわかりません

1つ言えるのは中長期的なトレンドはまだ下を向いていて
先週9日の高値の1.1415を上抜けない内は
安値更新の下値模索の可能性があります。

予想レンジは、1.1150~1.1350 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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