ユーロドル反落 他市場との相関も薄れ、方向感失う
16日の東京市場でユーロドルは1.08台後半に反落。昨晩海外市場では原油先物の20ドル割れや、小売売上高等米指標の想像以上の悪化に、広範にリスク回避の動きが広がり、主要通貨に対してドル買いが進行。1.10近辺まで上昇していたユーロドルも反落し、本日日中は1.08台後半でやや方向感を失った形です。本日米長期金利は低下傾向、米株先物は上昇後夕刻反落と各市場の動きも相互の連携が感じられず、指標の悪化を消化しきれずに各市場とも迷走状態です。
ただ、指標の悪化自体はある程度予想されていたことでもあり、材料として吸収し、株式市場他金融市場が落ち着きを取り戻せるかが今晩の注目点です。
テクニカルにはユーロドルは昨晩の下落で4/6からの上昇トレンドが途切れた形。本日は21日移動平均線も割り込む動きとなっています。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね上昇。本日この後は21:30に3月 住宅着工件数、建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、新規失業保険申請件数の発表があります。
ユーロドル日足
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