ユーロドル横ばい 欧米の感染拡大に楽観と悲観が交錯
9日の東京市場でユーロドルは1.08台で方向感なく推移。日中レンジは1.0841-82と最近にしては小動きでした。東京時間18:30現在は1.0870-75レベルでの取引です。
欧州の新型コロナウイルスの感染拡大に関しては、本日もスペインでの死者数、感染者数が前日比で鈍化したと報道されるなど、当初感染の中心とされたイタリアやスペインで既にピークを迎えつつあるとの見方が連日伝えられる一方で、域内経済への長期的な打撃への懸念や感染者の鈍化自体を疑う向きもあって金融市場は方向性が定まらない状況です。
テクニカルには昨日と大差なく、目先、本日1.0926あたりを低下中の21日移動平均線に頭を抑えられ、中期的にはなだらかなユーロ安の三角持ち合いの中での推移です。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの動き。
本日この後は20:30に3/12、3/18開催されたECB理事会の議事要旨の公表があり、21:30に米3月PPI、および新規失業保険申請者数、23:00に2月卸売り在庫とミシガン大消費者信頼感指数が発表される等、イベントが多く、また、明日から欧米主要市場がイースター休暇の連休に入ることから、ポジション調整の動きも予想され波乱含みです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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