指標改善で株高、ドル円も値を戻す(2016年5月31日)

本日の東京市場では朝がた発表となった本邦四月の鉱工業生産が事前予想-1.5%に対して+0.3%と大幅に改善した数値となったことから

指標改善で株高、ドル円も値を戻す(2016年5月31日)

本邦指標改善で株高、ドル円も値を戻す

本日の東京市場では朝がた発表となった本邦四月の鉱工業生産が事前予想-1.5%に対して+0.3%と大幅に改善した数値となったことから朝方から株式市場に買いが集まり、ほぼ一本調子で上昇、日経平均は前日比+166円の17,234円で終了しました。
日経平均はこれで5営業日連続の上昇となりました。
一方前日海外休日で111円台前半でややだれ気味に東京市場に帰ってきたドル円は、朝方一時111円を割り込みましたが本邦株価の上昇につれドル円も上昇、一時111.35をつけています。

今週は2日のECB理事会、3日の米雇用統計と重要イベントが控えており、その他の経済指標も多くリリースされることからここからの動きは予想しにくい状況ですが、米金利先高感が続き、原油価格が高止まっていることもあって今のところ全般的な基調はリスクオンの株高ドル高円安です。

本邦でも消費増税延期はほぼ織り込んだものの、まだ財政出動への期待感が残りますのでもうしばらくは基調は変わらないのではとの期待が持てる状況です。
ドル円はチャート的には今日も111.25近辺に位置する一目均衡表の雲の上限とのせめぎ合いが続いていますが、6月2日以降は徐々に雲が下がっていきますので、この水準を維持できれば昨年12月以来実に久しぶりに雲をすっきり上抜けることとなりこちらもちょっと見ものです。

今晩は米指標が21:30個人所得、個人支出、PCEコア指数 22:00ケースシラー住宅価格指数、22:45シカゴ購買部協会景気指数、23:00消費者信頼感指数 23:30ダラス連銀製造業活動指数と盛りだくさんです。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調推移。

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