補正予算案編成と日銀追加緩和に注目(2016年5月31日)

昨日ロンドン

補正予算案編成と日銀追加緩和に注目(2016年5月31日)

ドル円:5月31日のファンダメンタル分析

週明けの早朝市場では、金曜のイエレン議長講演で示された早期利上げの可能性の余波からドル買いが先行、東京市場が始まると株高も手伝って円全面安の展開となりました。欧州市場が始まる頃には消費増税延期の話も伝わってきてドル円が111.45レベル、ユーロ円も123.90レベルまで水準を切り上げましたが、LDN市場、NY市場とも休場となることから、その後は参加者が少ない中でやや調整が入ってのクローズとなりました。

ドル円:5月31日のテクニカル分析

ドル円は、これまで高値圏となっていた110円台半ばを一気に上抜けし111円台半ばまでのドル高・円安進行となりましたが、米国の利上げは6・7月を逃すと9・11月は大統領選に近い時期ということもあり、12月まで動きにくくなってきます。また、これまでのFRB高官の話を考えても6・7月は妥当であると考えることが出来ますが、ハト派中のハト派であるイエレン議長までもが早期利上げの可能性を示したことで、ブレる市場参加者が過剰に反応したという印象が拭えません。逆に6月利上げの可能性が高いと考える方が自然であると言えるでしょう。そうなると、今週の雇用統計後にはだいぶはっきりしてくると思いますが、長期円高トレンドに対する短期の円安への調整も昨日でいったん小休止、この後は雇用統計後にもう一段のドル買いの動きが可能性としては残りますが、それでも4月日銀会合前の111.88レベルを超える動きは無いものと考えています。本日は、111.10レベルをレジスタンスに、110.60レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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