ニュージーランドドル週報(2020年1月第4週)

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”変わらず。

ニュージーランドドル週報(2020年1月第4週)

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”変わらず。

1/24に発表されたNZの10-12月期の消費者物価指数は前期比+0.5%(市場予想+0.4%)、前年比で+1.9%でした。予想より若干高めの結果となったことから、NZドルは対米ドル、対円で小幅上昇しましたが、足元では中国で発生した新型コロナウィルスによる感染拡大懸念があり、春節を前にして為替相場もリスクオフムードがやや強い状態です。

チャートを見ると、日足は10/2に付けた66.94を直近安値として下値を切り上げる流れを守っており、この日足の下値抵抗は71.90-00にあり、23日の下値トライでもこれに跳ね返されています。一方で、12/27に付けた73.53の直近高値を上抜けられずに反落しており、73.30-40にやや強い上値抵抗が出来ており、これを実体ベースで上抜けて来ないと上値余地も拡がり難い状態です。また、71.90-00の下値抵抗を守り切れずに終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、71円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。逆に73.50超えで終えた場合は再び上値追いの流れに戻します。日足の上値抵抗は73.30-40、74.00-10に、下値抵抗は71.90-00、71.00-10にあります。21日移動平均線は72.69に位置しており、若干下抜けた位置で推移していますが、ダマシの範囲内です。また、120日、200日線は69.77と70.69に位置しており、短期トレンドをサポートしています。

一方直近の週足は、小幅続伸となり下値を切り上げていますが、上昇余力の強いものではなく、また、3手前の陰線の実体を上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態です。この週足の上値抵抗は73.50-60にあります。一方下値は71.90-00に週足の下値抵抗があり、短期トレンドをサポート中ですが、71.50割れで越週した場合は短期トレンドが変化して70円方向への新たな下落リスクが生じます。週足の上値抵抗は前述の73.50-60に、下値抵抗は71.90-00、71.50-60にあります。31週移動平均線は70.22にあり、短・中期的な下値抵抗として働いていますが、62週線は72.34にあり若干上抜けていますが“ダマシ”となる可能性があります。

NZ/円、短期は“NZ強気”。中期は“弱気”変わらず。

NZドル/円【週足】:1/23現在31週移動平均線は70.22にあり、トレンドをサポート中。62週線は72.34にあり、若干上抜けた位置を守っているが“ダマシ”の可能性を残している。

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