NZ2019年第4・四半期消費者物価指数結果
本日(24日)早朝、NZの2019年第4・四半期消費者物価指数が発表されました。
結果は、前期比・前年比共に予想を上回る数値となり、NZドルは買われました。
(今回発表)1月24日
特に前年比ベースでは中銀目標とするレンジ中央値(下チャートの黒い線:2%)に近づく水準まで上昇しています。そのため中銀の金融政策が先々の利下げから中立に変わっていくのかを見極める端緒になりそうです。今後は暫くこの水準ないし水準を越えて行くのかを注視する姿勢になりそうです。
四半期ベースで主な要因
(1)インフレ要因は、輸送関連+2.1%、レクレーション関係+1.6%、などが上昇
(2)デフレ要因は、通信関連▼1.5%、食品▼0.6%、アルコール・タバコ▼0.5%、などが下落
(1)の輸送関連は特に航空運賃の上昇が寄与している様です。
尚、年率ベース(前年同期比)をみるとプラス要因は、
アルコール・タバコ+4.9%、住宅関連+3.0%、食品+2.5%、教育関連+2.3%
となっており、マイナス要因は、
通信関連▼4.1%、輸送関連▼0.7%の2項目に留まっています。
NZドル/米ドル相場は、発表前に0.6600〜05米ドル付近で推移していたNZドルが、予想より高いCPIに0.6622米ドル付近まで買われ、現在は0.6615米ドル絡みで推移しています。上値抵抗線は0.6635〜40、0.6670米ドルにあり、後者を越えてくれば年始からのNZドル下落トレンドから脱却し、12月末の0.6755米ドルのダブルトップを狙える位置にきます。下値は0.6550、0.6500〜10米ドルのサポートで、後者が重要になります。
(1月24日15:30、1NZドル=0.6618米ドル)
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