N$シカゴポジション(2019年12月10日現在)

1,700枚のネットショートポジションを減らし、残高は約25,300枚となりました

N$シカゴポジション(2019年12月10日現在)

シカゴポジション(CME)209

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)209

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年12月10日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル


シカゴのNZドルポジションは引き続きショートポジションを減らしてきました。先週は1,700枚のネットショートポジションを減らし、残高は約25,300枚となりました。内訳は2,000枚のロング減、3,700枚のショート減で、総枚数も5,700枚減らし、ポジション調整を行っています。

下記チャートを見ますと、先週に続き、赤いNZドル安トレンドラインは完全に上抜いて終わっています。当面の上値は黒の抵抗線0.6710米ドル付近までの上値余地が広がります。
実際の相場は先々週にアセンディングトライアングルの上限を抜いてから180ピップスもNZドルが買われ、先週金曜日の日足がトウバに近い陰線となったので、目先はNZドル上値トライの失敗になっています。金曜日高値が0.6636米ドルでしたので、ここを越えてからのNZドル買い直しのリスクは少なくなります。越えた場合は0.6680〜90、0.6730米ドルの順に抵抗線が控えています。一方で下値は0.6550、0.6520米ドルにサポートありますが、一度上抜けたアセンディングトライアングルのサポート(=過去の抵抗線)が0.6450〜60米ドルにあるので、ここまでの下押しは想定しておいた方が良さそうです。(1NZドル=0.6596米ドル、12月16日13:10)

シカゴポジション(CME)209 2枚目の画像

シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

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