ポンドドルテクニカル(19/12/13)

出口調査の結果を見て、ポンドは対ドル、対円で大幅上昇し、年初来高値を上抜けポンドドルは昨年5月以来の高値を見ています。

ポンドドルテクニカル(19/12/13)

ポンドドルテクニカル

英国総選挙の正式な結果は東京後場となり現在も開票作業が続いていますが、すでにジョンソン首相は勝利宣言を出しています。東京午前7時に出口調査の結果が発表されましたが、与党保守党が単独過半数を取ることが確実となっています。しかも事前の世論調査の結果を大きく上回る圧勝が予想されていて、いっぽうで野党第1党の労働党は大幅に議席を減らすこととなりそうです。

この出口調査の結果を見て、ポンドは対ドル、対円で大幅上昇し、年初来高値を上抜けポンドドルは昨年5月以来の高値を見ています。果たして、ここからどうなのかテクニカルな観点から見てみましょう。ポンドドルの週足チャートをご覧ください。

ポンドドルテクニカル

チャートパターンとしては、昨年高値からのレジスタンスを上抜け、その後ペナント状のもみあいを更に上抜ける動きで、強い上昇を示しています。しかし、昨年高値と今年安値の61.8%戻しが1.3453とほぼ現在の水準と一致していること、またポンド円でも大きく上昇したとはいえ、対円では年初来高値(148.87)には到達していません。

予想以上に与党が議席を増やしたことで、合意ある離脱に向け保守党のみで全てを決定できる状態になったとは言え、今後のことを考えると英国にとって決してポジティブなことばかりではありませんし。年単位の長期的な視点で考えるならば、英国の地位低下、そしてポンド安の始まりになる可能性も高いと考えられます。

短期的にも予想以上とはいえ、予想の方向で決まったわけですから今朝の高値1.35台はいったん短期的にも高値となる可能性があるのではないかと見ています。

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