NZ/円、短期は“NZやや強気”。中期は“弱気”(19/12/6)

今週は、NZ独自の材料に乏しいものの、米中貿易協議の進展期待に“リスクオン”の動きがやや強い中で、NZドルは対米ドル、対円で堅調推移となっています。

NZ/円、短期は“NZやや強気”。中期は“弱気”(19/12/6)

NZ/円、短期は“NZやや強気”。中期は“弱気”

今週は、NZ独自の材料に乏しいものの、米中貿易協議の進展期待に“リスクオン”の動きがやや強い中で、NZドルは対米ドル、対円で堅調推移となっています。
チャートを見ると、日足は小陽線を繋げて上値余地を探る動きに繋げています。また、10/2に付けた66.94を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、この日足の下値抵抗は69.80-90にあります。一方で、個々の足が強い上昇エネルギーを持ったものではないことや、中期トレンドが弱いこと、72円台前半から半ばにかけて一段と強い上値抵抗が控えていることから、これを上抜け切れない可能性も高いと見られます。日足の上値抵抗は71.60-70、72.20-30に、下値抵抗は69.80-90、69.00-10にあります。21日、120日線は69.94と69.58に位置しており、短期トレンドをサポートしていますが、200日線は71.25にありこれを上抜け切れない状態です。

一方直近の週足は寄り付き安値の陽線で終え、実体を70円台に乗せて越週しており、3月に付けた、76.78を起点として上値を切り下げて来た流れから上抜けた位置で越週しています。短期的には新たな上昇トレンド入りしたため、今週も続伸に繋がっていますが、昨年12月に付けた78.86を起点とするレジスタンスラインの上値抵抗が71.80-90にあり、中期トレンドの弱さに変わりないことから、72円台で越週するまでは上値余地も拡がり難い状態です。また、NZ円の一相場である5〜6円のターゲットゾーンに既に入り始めており、ここからの上値追いにも限りがありそうです。

今週の週足の上値抵抗は71.80-90に、下値抵抗は69.80-90、69.00-10にあります。31週移動平均線は69.97にあり、短期サポートとして働いていますが、62週線は72.58に位置しており、中期トレンドは“NZ弱気”の流れを変えていません。週足が72円台を回復して終えた場合は、上値余地がもう一段拡がる可能性が生じますが74〜75円ゾーンに一段と強い抵抗が控えており、NZ急伸にも繋がり難いでしょう。逆に上値トライに失敗して69.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクが高くなります。

NZ/円、短期は“NZやや強気”。中期は“弱気”

NZドル/円【週足】:(12/5現在31週移動平均線は69.97にあり、短期トレンドをサポート中だが、62週線は72.58にあり、中期トレンドは“NZ弱気”の流れを変えていない)

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