ユーロドル1.10台後半で方向感なく推移(10/17夕)

17日の東京市場でユーロドルは1.10台後半で方向感なく推移。

ユーロドル1.10台後半で方向感なく推移(10/17夕)

ユーロドル1.10台後半で方向感なく推移

17日の東京市場でユーロドルは1.10台後半で方向感なく推移。1.1065-87の狭いレンジでの取引にとどまり、東京時間17:00現在は1.1075-80で取引されています。

昨晩は米国小売利上高の数値悪化をきっかけにユーロドルは1.1022レベルで底打ちし、その後も英国とEUの離脱協定がほぼ合意との報道に1.1086まで上値を伸ばす展開となりました。しかし、今朝方からは英与党と閣外協力関係にあるアイルランドの民主統一党(DUP)が国境問題で同意できないとの立場を崩していないとの報道が強調され、ユーロドルは上値を伸ばせずにいます。
DUPのフォスター党首とドッズ副首相は夕刻共同声明で政府との協議は進行中としたうえで、いくつかの点で政府側の提案を支持できないとしています。

まもなく欧州首脳会議が始まろうとしている中で、一旦は英政府とEUとの合意が成立し、英議会での手続きに向けてギリギリまで交渉が続けられるのか、それともEUとの合意自体が見送られることになるのかも今のところ読み切れない状況です。いずれにせよ今晩は英国のEU離脱交渉の進展を注視せざるを得ません。

テクニカルには昨晩の上昇でユーロドルはこれまでレジスタンスとなっていた一目均衡表の「雲」の下限を上抜け、雲の中で推移しています。
もし、DUPと英政府が妥協し、離脱案が成立した場合には、雲の上限1.1119や90日移動平均線(1.1124)を試す動きとなりそうです。
一方で合意なき離脱へと向かうシナリオとなった場合の期待の剥げ落ちはより大きなものとなりそうで、まずは基準線や21日移動平均線のある、1.0990レベルまでの下落は見込んでおいたほうがよさそうです。

序盤の欧州株価指数先物は様子見姿勢からまちまちの小動き。今晩この後は21:30に米9月住宅着工件数、建設許可件数、新規失業保険申請件数、およびフィラデルフィア連銀景況指数が、22:15には9月の鉱工業生産と設備稼働率の発表があります。

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ユーロドル日足

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