米国第2四半期GDP改定値の予想(19/8/28)

日本時間2019年8月29日21時半発表予定です。

米国第2四半期GDP改定値の予想(19/8/28)

米国第2四半期GDP改定値の予想

米国第2四半期GDP改定値の予想

(今回発表予想)8月28日13時現在

米国第2四半期GDP改定値の予想  2枚目の画像

(上)GDP推移(前期比年率ベースと3四半期移動平均線:2Q改定値を加味)
(下)GDP推移(前年同期比ベース)

明晩(29日、日本時間21時30分)に、米国の第2四半期GDP・個人消費等の改訂値が発表されます。先月7月26日に速報値が発表され、その後の1ヶ月のデータ(2019年6月分データ)はあまり芳しくなく、エコノミスト予想が▼0.1%下方修正の+2.0%予想になっています。しかも6月までの数値がほぼ出揃っているにも関わらず、予想レンジは1.7%〜2.2%と広がりを見せています。
従来なら改訂値はあまり重要視されませんが、次回FOMCで利下げを前提にしている市場ですので、予想以下になるとドルには影響与えそうです。

尚、8月26日現在のアトランタ連銀GDPナウは、第3四半期で+2.3%予想になっており、明日の改訂値よりは上昇見通しになっています。8月16日以降の発表データで、それ以前の1%台後半から2.2%にアップしており、7月の経済指標は概ね改善していることになります。


市場の金利予想のCMEfedwatch(各FOMC時は現行の2〜2.25%をベースに)は

米国第2四半期GDP改定値の予想  3枚目の画像

8月23日時点では年内2回利下げと3回利下げがほぼ50:50でしたが、僅かジャクソンホールを経ただけで、利下げ回数の予想が2回:3回で65:35まで減りました。従い、今後の経済指標次第では再度3回利下げに傾く余地が大きくなっています。

現状では106円20銭と106円50銭〜60銭に抵抗線があり、ドル売りリスクが減るのは107円台乗せでの終値が必要になります。一方で下値は105円10銭〜20銭、104円50銭〜60銭にサポートあり、後者切れで新たなドル底値の模索となりそうです。

(8月28日14:30、1ドル=105円85銭、1ユーロ=1.1086米ドル) 

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