オーストラリア 7月雇用統計の結果
7月の豪州失業率は、就業者数が予想を上回り、失業率は予想通りになりました。
さて就業者数からみていくと、7月の就業者数は前月より41,100人増で、予想(1.4万人増)を上回りました。6月は前回0.05万人⇒▼0.23万人に下方修正されており、この分を加味しても今回は実質+3.83万人となり、予想を越えています。しかも内容的に、フルタイムが+34,500人増、パートタイムが6,600人増で、給与総額では増え、個人消費拡大には好数値となっています。
また失業者の分析は7月の失業者は800人増加しました。内訳はフルタイム希望が26,300人増(6月は5,300人減)となりました。フルタイムの就業者が大幅に増加し、引き続き雇用は好調を維持しています。失業率は7月も前月に続き5.2%となり、これで4ヶ月連続の横這いです。また労働参加率は前月から0.1%改善し66.1%となっています。
月間全労働時間は880万時間増加(6月は10万時間減少)し、17億8010万時間となりました。また、前回6月の当初総時間は17億7390万時間でしたので、7月分は実質620万時間の増加になっています。個人消費にはプラスとなります。
失業率は赤い線(5.25%)付近で推移しています。尚、今回から中銀目標値の5.25%(←前回までは5%)に置き換えています。
豪ドル米ドル相場は、発表前に0.6755〜60米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.6788米ドル付近まで買われ、約30ピップス上昇しています。
まだ昨日の0.6675〜0.6830米ドルレンジは有効で、現在は0.6800、0.6830米ドルの抵抗線を狙える動きになっています。一段の豪ドル高への調整買い戻しに入るには後者の抵抗線を抜けて終わることが必要です。
下値は0.6760〜65、0.6730〜40米ドルにサポートあり、後者を下抜けると0.6675米ドル方向に動き易くなります。
(1豪ドル=0.6784米ドル、2019年8月15日14時30分現在)
オーダー/ポジション状況
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