ギリシャ情勢には一定の警戒(週報2016年5月第二週)

ユーロドルは

ギリシャ情勢には一定の警戒(週報2016年5月第二週)

ユーロ・ドル:5月2日からの先週

2日は、前週末の引けの1.1462で始まり、東京時間はじりじりと下降を続け、2日の安値1.1447まで下落、その後は海外時間に入り、一転ユーロ買いになり、じりじりと上昇を続け、2日の高値1.1536まで上戻しました。その後はそのまま横ばいで1.1534で引けました。

3日は、前日引けの1.1533で始まり、東京時間はじりじりと上昇を続け、3日鉱値の1.1616まで上戻しました。その後は海外時間に入り、一転ユーロ売りになり、3日の安値1.1495まで一気に下落、その後はそのままに、1.1495で引けました。

4日は、アジア早朝に政府の口先介入があり1.1465まで売り込まれました。 これが4日の安値です。その後すぐに1.05台まで上戻し、再度上伸、欧州時間に入り、4日高値の1.1529まで上戻ししました。その後一転ユーロ売りになり、1.1480まで下落、その後やや上戻して1.1486で引けました。

5日は、前日引けの1.1486で始まり、東京時間はじりじりと下落を続け、上伸するも、欧州時間に入り、5日高値の1.1494まで上戻ししました。が一転ユーロ売りになり、5日安値の1.1385まで下落、その後はそのまま横ばいでやや上戻して1.1404で引けました。

6日は、前日引けの1.1404で始まり、 直後に6日の安値の1.1385までやや下押しして、その後はじりじりと上昇を続け、6日高値の1.1478まで上戻ししました。その後は一転ユーロ売りになり上伸、その後はそのまま横ばいで1.1402で引けました。

ユーロ・ドル:5月9日からの今週

ポイント:今月はG7やサミットの政治イベント材料に、ドル買戻し。


CME通貨先物ポジション状況 5月3日時点
  (5月3日) (4月26日)
円     61521   66498
ユーロ ▲23619  ▲39667

シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで5月3日付けのネットのユーロの売り持ち高は前週からさらに減少。
因みに、過去最高買い持ち高は、07年5/15 +119,538、  過去最高の売り持ち高は、10年2/9 -57,152

今月はイベントが多いのですが、
ユーロ自身へのインパクトが弱く、方向感が見えません。

テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
5月 2日の 1.1447 〜 1.1536
5月 3日の 1.1495 〜 1.1616
5月 4日の 1.1465 〜 1.1529
5月 5日の 1.1385 〜 1.1494
5月 6日の 1.1385 〜 1.1478

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
転換線が    1.1416で 横ばい
基準線が    1.1416で 横ばい
実勢値     1.1402 6日引け
遅行スパン  1.1292で 下降
先行スパン1が 1.1174で 上昇
先行スパン2が 1.1077で 上昇

基準線と転換線が同値で水平
それを実勢値が上値からアプローチしきています
いまのままでは何ともはっきりしません

予想レンジは、1.250~1.1550 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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