ニュージーランドドル週報(2019年7月第1週)

NZ/円、70円台で底打ち確認。中期トレンドが弱く75円台はまだ壁。

ニュージーランドドル週報(2019年7月第1週)

NZ/円、70円台で底打ち確認。中期トレンドが弱く75円台はまだ壁。

6/28に政策金利(オフィシャル・キャッシュレート)を現行の1.5%に据え置き後、ニュージーランド経済状況に特に変化はなく、対外的にも6月末に行われた米中首脳会談で中国への追加関税措置が見送られたことや、通商協議が再開されることが決定されて株式、為替市場には安心感が広がり、NZ相場も対ドル、対円でジリ高の展開となっています。

チャートを見ると、日足は6/18に付けた70.27を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しています。また、この間に6/26の大陽線が4/15に付けた75.96を直近高値として上値を切り下げて来た流れから上抜けており、短期トレンドに変化が生じています。中期トレンドが弱いので急伸にも繋がっていませんが、70円台にある中・長期的に見た強い下値抵抗にしっかりと跳ね返されており反転、上昇の流れに入った可能性が高く、今後は73〜74円ゾーンにある強い上値抵抗をどこまで消化できるかトライする動きが期待できます。日足の上値抵抗は73.20-30、73.70-80に、下値抵抗は72.00-10、71.20-30にあります。短期トレンドは70円割れを見ない限り、“NZやや強気”に変化しています。

一方直近の週足は、高値圏で引ける陽線引けとなり、週初から上値トライの動きが先行しましたが、72.70-80の上値抵抗には一旦ぶつかっています。中期トレンドが弱いので上値を追い切れない可能性にも注意が必要ですが、73.20-30の抵抗を上抜けて越週した場合は下値リスクが若干後退します。この場合でも中期トレンドが弱いことから、76.50超えで越週するまでは下値リスクを残します。短期トレンドは“NZやや強気”に変化していますが、70円割れで終えた場合は再び“NZ弱気”に変化して下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は74.14と74.69に位置しており、中期トレンドはこの下に入り込んでおり“NZ弱気”の流れを変えていません。

NZ/円、70円台で底打ち確認。中期トレンドが弱く75円台はまだ壁。

NZドル/円【週足】:(7/3現在31週移動平均線は74.14に、62週線は74.69にあり、収束中のこれらを大きく下抜けて中期トレンドは新たな“NZ弱気”の流れに入っている)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る