ユーロドル1.12台から反落。欧州議会選は「親EU勢力」が過半数確保か(5/27夕)

週明けの東京市場でユーロドルは1.12を挟んでの小動き。

ユーロドル1.12台から反落。欧州議会選は「親EU勢力」が過半数確保か(5/27夕)

ユーロドル1.12台から反落。欧州議会選は「親EU勢力」が過半数確保か

週明けの東京市場でユーロドルは1.12を挟んでの小動き。日中は一時1.1215まで上値を伸ばしましたが、夕刻以降反落、東京時間19:00現在は1.1195レベルで取引されています。

26日までに行われた欧州議会選挙ではフランス、イタリア、イギリスで極右やポピュリスト政党が票を伸ばす一方で、これまで両党で過半数を占めていた中道勢力の欧州人民党、欧州社会・進歩連盟は大きく票を減らす結果となりました。ただ、リベラル派や緑の党などが票を伸ばしたことから、懸念されていた親EU勢力の過半数割れは回避できる見込みで、今後の連携の動き次第ではあるものの、金融市場にはやや安堵感が漂っています。

とはいうものの極右、EU懐疑派等の「反EU勢力」も合わせると3割近くの票を獲得した模様であり、今後のEUの運営がより不安定になるのは避けられない状況です。
そのためユーロドルの買い戻しも1.12台前半までと、やや上値の重さを確認した形。夕刻以降は1.1191近辺にある21日移動平均線との攻防となっています。

序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇。本日はLDN、NYKがともに祝日で休場のため、この後海外時間に重要な指標等の発表は無く、流動性の薄さにやや懸念は残るものの基本的には大きな動きは予想されていません。

ユーロドル1.12台から反落。欧州議会選は「親EU勢力」が過半数確保か

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