オーストラリア 4月失業率 予想(19/5/15)

(発表5月16日、日本時間10時30分発表予定)

オーストラリア 4月失業率 予想(19/5/15)

オーストラリア 4月失業率 予想

オーストラリア 4月失業率 予想

(5月15日13時現在)

オーストラリア 4月失業率 予想 2枚目の画像

(1) 就業者数…前回3月は予想を上回る結果となりました。しかしながら、かなり低下した失業率に、雇用者数の伸びも少なくなっています。移動平均線も2017年以降、緩やかな下降(図オレンジ色矢印)を続けています。
4月予想値は前回を下回る+1.5万人の増加となっています。また下図○印の例年4月を見ると、2016年を除いてはかなり低調になっています。季節的要因が働けば、エコノミスト予想レンジ下限までは見て置く必要がありそうです。
(赤い線はゼロ、○印は各年4月、黒い線より右側は今回予想値)

オーストラリア 4月失業率 予想 3枚目の画像

(2) 失業率…3月の結果は5.0%で、予想通りになりました。豪州中央銀行の失業率予想は、将来的に4.75%まで改善するとのことですので、現状ではまだ横這いから脱していないことになります。
図で中央の黒い線は5.6%に引いています。赤い線より右側は今回予想値です。

週初に豪ドル対米ドルは0.6925〜0.7125米ドルの豪ドル安トレンド内で推移しているとしましたが、現在はそのトレンドラインが数ピップス下がり0.6920〜0.7120米ドルとなり、現在のスポットはその下限を割れる寸前まで下がっています。NZ中銀の利下げ実施後、次は豪州中銀との市場思惑になっているので、このまま行けば下限割れになりそうです。もしサポートを維持されれば豪ドル安下で戻り高値を試す流れになりますが、この失業率が悪いと材料視されそうです。
もし切った場合は新たな豪ドルの下値模索になります。当面は最大で年始の下ヒゲ下限で0.6745〜50、この途中に0.6890、0.6830米ドルのサポートがあります。
逆に維持されれば、抵抗線は0.6980、0.7010米ドルで後者を越えれば、調整幅が大きくなり、0.7060、0.7110米ドルの順にトライできる余地が広がります。
(1豪ドル=0.6927米ドル、5月15日14時00分現在)

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