米5月NY連銀製造業景況指数予想
本日、NY連銀製造業景況指数が発表されます。
(日本時間2019年5月15日21時30分発表)
(今回発表予想)2019年5月15日10時現在予想
(1) NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)黒より右は今回予想
今回のNY連銀製造業景況指数は前回より小幅悪化改善予想ですが、この数値は非常にブレが大きいので、予想レンジ幅が範囲内とみて置き、それより大きく上下に抜けるかで判断しておいた方が良いかと思います。
但し、上振れしても図(1)見ると、相変わらず下落トレンドには変わりなく、トレンドとしては赤い線(ゼロ)方向に進んでいます。
(2)ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の移動平均線
また、図(2)はISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の移動平均線を比較しています。流れはほぼ相関して上下しています。4月のISM製造業指数は3月55.3⇒4月52.8となり、予想が55でしたので大きく下回りました。NY連銀製造業景況指数がISMの先行指標と言われているので、今回悪いと次回ISM(6月3日発表予定)も下落基調を変える数値にはなり難いと思います。
尚、今日は重要な指標が相次いで発表されます。
米経済は堅調とはいえ、FRBの利上げは予想されていないので、もし数値が悪化傾向を示せば、時間経過では利下げの噂も出易くなります。
ドル円は直近高値からの抵抗線が110円70銭にあり、ここを越えて111円20銭を回復しない限り、年初から4月末までのドルが底固い展開には戻れません。
昨日は109円70銭〜80銭の抵抗線までドル安からの買い戻しをしていますが、110円10銭の抵抗線を越えて行けば、上記110円70銭絡みまでの上値余地が広がってきます。
下値は109円40銭〜50銭が少し固くなり始め、109円00銭〜10銭にもサポートあります。流れはドル下値リスクの方が高いですが、短期的には売られ過ぎにもなっているので、現在は109円台中心で次の材料待ちの様相です。今日の各指標が1方向に大きく振れる結果になれば、動きが出始める可能性があります。
(5月15日 12:30 1ユーロ=1.1208ドル、1ドル=109円65銭)
オーダー/ポジション状況
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