ユーロ圏4月PMI景況指数速報値予想
本日18日、ユーロ圏のPMI指数が発表されます。最近は中国経済指標の回復に世界的な景気底打ち感がでており、今回のPMI指数も3月より改善する予想になっています。今週月曜日の4月NY連銀製造業景況指数が予想を上回る数値(予想6.7に対し結果10.1)になりましたので、相対性のある米ISM製造業景況指数も回復が予想されています。それに先立つ米国PMI指数の発表も注目されます。
また、日本の製造業PMI指数は3月49.2⇒4月49.5と改善になっています。
尚、今月から欧州は夏時間を採用していますので、今回の発表は3月より1時間早まります。
ユーロ圏製造業PMI景況指数
(今回発表予想)2019年4月18日 9時現在予想
ユーロ圏サービス業PMI景況指数
(今回発表予想)2019年4月18日 9時現在予想
本日の日本時間22時45分に米国の4月PMI指数が発表されます。重要度はISM製造業景況指数>製造業PMI指数ですが、ISMの先行指標なので結果については記憶に留めておきたいところです。
米国4月PMI指数
・製造業、4月:52.8(3月は52.4)
・サービス業、4月:55.0(3月は55.3)
ユーロは対ドルで、1.1110〜1.1400米ドルのユーロ安トレンドラインは継続しています。目先はこのレンジ内の1.1320〜30米ドルの抵抗線が強く、越えて終わればレンジ上限までの上値余地がでます。
下値は短期的なユーロ切り上げのサポートが1.1260〜70米ドルにあります。切れれば1.1210〜20、1.1160〜70米ドルまでの下値トライになりそうです。後者は3回目のトライですので、もし下抜けた場合はトレンドライン下限までのエネルギーがでそうです。
また、欧州は明日から4連休の市場が多いので、もしこの指数がエコノミスト予想レンジから上下に大きくブレたとしても、持ち高調整で戻すことも考えられます。
ユーロ製造業PMI指数(青)と米(灰色)ISM製造業指数、日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側の青が今回のユーロ圏4月製造業PMI指数の予想値、日本の4月は実績値)
ご参考までにいつもの3地域製造業PMI指数です。昨年央からの景況感悪化に歯止めが掛かり始めていますが、その傾向がどうなるのか、4・5月の数値如何になります。
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