オーストラリア 3月失業率予想
(4月17日11時現在)
(1) 就業者数…前回2月は予想を下回る結果となりました。移動平均線も2017年以降、緩やかな下向き(図オレンジ色矢印)状態を続けています。
豪州の失業率は米国同様に完全失業率に近い数値になってきているので、就業者数の大きな伸びも期待できる可能性は少なくなってきているかもしれません。
3月予想値は前回を上回る+1.5万人の増加となっています。但し、図○印の例年3月を見ると、2017年を除いてはかなり良い数値になっています。もし季節的要因が働けば、エコノミスト予想レンジ上限までは見て置く必要がありそうです。
(赤い線はゼロ、○印は各年3月、黒い線より右側は今回予想値)
(2) 失業率…2月の結果は4.9%で、予想より改善しました。豪州中央銀行は、将来的に4.75%まで改善ありとの予想ですので、まだ5%前後は通過点の様です。
相場はまだ0.7080〜0.7210米ドルレンジの豪ドル高トレンドラインの中にいます。今朝の高値0.7206米ドルは丁度抵抗線に止められて小幅反落しています。このトレンドラインは5営業日で約15ピップス上昇しています。
また0.7205〜10米ドルは今年2月下旬の高値とのダブルトップにもなっています。従いまして、このダブルトップを越え、レンジ上限をブレークすると0.7240〜50、今年高値の0.7280米ドルが見えてきます。
逆にトレンドラインを維持すると、0.7150〜60、0.7110〜20米ドルにあるサポートまで調整する可能性が出てきます。
明日の失業率で予想レンジ外す結果になると上下に動き易くなっています。
(1豪ドル=0.7195米ドル、4月17日13時30分現在)
(以上)
オーダー/ポジション状況
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