A$シカゴポジション(2019年4月15日現在)

豪ドルポジションはネットショートを約1,300枚減らし、約54,400枚となりました。

A$シカゴポジション(2019年4月15日現在)

シカゴポジション(CME)174

シカゴポジション(CME)174

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年4月9日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴの豪ドルポジションはネットショートを約1,300枚減らし、約54,400枚となりました。ポジション状況としてはチャートの○印内の青い棒グラフに近い動きになり始めています。昨年10月には7万枚越えるショートにしましたが、その前の5万枚台で持ち高調整しています。先週の内訳はロング1,900枚増、ショート600枚増で、総枚数では2,500枚増でした。ここ3週間で総枚数15,400枚増になり、リスクを取って拡大しています。チャートを見ると、相場は黒の3角保合い内で推移しています。先々週に黒ライン下限を抜けていたのがレンジ内に回帰したので、3角形を引き直していますが、収斂は継続しています。仮に越えても緩やかな赤い豪ドル安トレンドラインに留まりそうです。まだこのチャートを見る限りにおいてはシカゴの持ち高調整の買戻し時期には無いようです。

実際の相場は、先週0.6930〜0.7130米ドルにあった豪ドル安トレンドラインを木曜日に上抜きましたが、まだ実態部分では完全に抜け切れておらず、上ヒゲだけ出ている状態です。このまま行けば横流れだけでも上抜いた形となり、その場合にはトレンドライン起点の下限だった0.72、最大では0.74米ドルまでの上値余地が広がります。この場合には0.7120以下での終値にならないのが条件になります。もし下回っても0.7070米ドルにサポートがあり、ここを下抜かない限りは、短期的にユーロ押し目買いに切り替わっています。先週木曜日の上抜けが騙しになるか否かを試している状態です。上値は0.7200〜10米ドルの抵抗線が強くなっており、越えれば0.7240、0.7290〜0.73米ドル方向になります。この水準まで豪ドルが上がればシカゴのショートポジションが炙り出てくる可能性が高まります。既にポジション的には売り上がれる枚数にはないので、持ち高調整買いになると大きなショートカバーに繋がります。今後1〜3週間の推移が重要になります。(1豪ドル=0.7169米ドル、4月15日15時30分現在)

シカゴポジション(CME)174 2枚目の画像

シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート

直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。

オーダー/ポジション状況

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