豪ドル/円、レンジ内で揉み合い。一方向へ抜け出す可能性にも注意。
今週は注目されるオーストラリアの経済指標の発表はありませんでしたが、米中貿易協議の進展期待や中国の景気先行きに楽観的な見方が拡がり株式市場も上昇傾向を示したことから、リスク回避的な動きが後退しました。豪ドルは対ドル、対円で上値余地を探る動きが強まりましたが、対ドルで0.7200-10、対円でも80円台に強い上値抵抗が控えており、これを上抜けるほどのエネルギーも感じられません。
チャートを見ると、日足は3/25に付けた77.54を直近安値として下値をゆっくりと切り上げる流れを維持しています。また、78.90に位置する21日移動平均線を上抜けており、これが下値抵抗として働いており、日足の形状は安定して来ましたが、中期トレンドがまだ弱く、78〜80円の揉み合いの域を抜け出し切れていません。80.50超えで越週するまでは下値リスクにも警戒が必要です。一方で下値も、78.90-00、78.50-60にやや強い抵抗が出来ており、78円割れで終えない限り下値余地も拡がり難い状態です。日足の上値抵抗は79.70-80、80.10-20に、下値抵抗は78.90-00、78.50-60、78.00-10にあります。21日移動平均線は78.90にあり、これを上抜けていますが、120日、200日線は79.59と80.27に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れを変えていません。
一方直近の週足は小幅続伸となり、この足が3手前の陰線の値幅を上抜けて終えており、この反動で、今週は週初から上値トライの動きが先行しています。一方で、79.78に位置する31週移動平均線を上抜け切れていないことや、これを上抜けても80.00〜80.50ゾーンに週足ベースで見た強い上値抵抗が控えていることから、80.50超えで越週するまでは下値リスクにも警戒が必要です。一方下値は78.00-10、77.50-60に週足の下値抵抗があり、77.50割れで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。エネルギーの蓄積が感じられるのでそろそろ一方向へ抜け出す可能性にも注意が必要でしょう。31週、62週移動平均線は79.78と81.03に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変わりありません。
豪ドル/円【週足】:(4/11現在31週移動平均線は79.78に、62週線は81.03にありこれらを下抜けて中期トレンドは豪ドル弱気の流れに変わりない。)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
豪ドルWeekly 100円を挟んだもみ合い、CPIで早期の利下げ観測が強まる可能性も(24/11/22)
今週の豪ドルは、豪準備銀行(RBA)が公表した理事会要旨でタカ派姿勢が確認されたものの、買いは続かず、100円水準を挟んだ小動きの相場展開が続いた。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.11.22
ユーロ円 下値リスクが点灯中。162円台を回復出来ずに越週した場合は一段の下落へ(24/11/22)
ユーロ/円は163円台前半から161円台後半まで断続的に売られ、結局安値圏で引けています。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2019.04.15
A$シカゴポジション(2019年4月15日現在)
豪ドルポジションはネットショートを約1,300枚減らし、約54,400枚となりました。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2019.04.08
A$シカゴポジション(2019年4月8日現在)
ロング3,600枚増、ショート5,700枚増で、総枚数でも9,300枚増となり、この2週間で総枚数12,900枚増になっています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。