NZ政策金利(2016年4月27日)

(2016年4月28日朝6時公表予定)

NZ政策金利(2016年4月27日)

NZ政策金利 (2016年4月28日朝6時公表予定)

市場の予想

NZ準備銀行(中銀)政策金利(オフィシャル・キャッシュレート)
(現行 2.25%)…今回は据え置き予想(予想レンジは2.0%〜2.25%)
一部エコノミストは今回も緩和を予想している。年央以降では緩和予想は更に増えています。

コメント

前回3月は予想外の利下げを実施しました。今回は据え置き予想になっています。一部エコノミストは今回も緩和ありと予想していますが、前回利下げしたばかりですのでその効果を見極める段階にあるとしています。

さて前回の中銀金融政策決定会合の要旨を一部抜粋しますと、

「(中銀声明要旨)
…国内では、乳製品含めた日用品は厳しい局面にある。その中で強い移民流入、観光業、建設業、緩和基調の金融政策により経済が下支えられている。
貿易加重平均での為替レートは12月に想定していた時よりも4%以上高くなって推移していた。
インフレ期待は依然低いままで、原油価格や輸入物価の下落が続いている。一時的な価格変動を除き、コア・インフレは少し高くなっており、1.6%で推移している。
長期的なインフレ期待値である2%をまだ下回っており、インフレ期待は低下している。期待値の低下は自爆的になり、将来のインフレ圧力を抑えてしまうことになるからだ。

インフレは2016年に向けて高まってくると期待しているが、まだ目標には程遠い。金融政策は緩和基調を続けていくことになるだろう。より一層の緩和は、将来の平均的インフレが目標値の中間位になることを確認するまで求められる。我々は新興国の経済データを注視していくことを継続する。」

と述べており、前回利下げしたにも関わらずまだ緩和基調を維持しています。

NZ対米ドルは今日の朝方に貿易収支が発表され、予想を下回る黒字(予想+4億NZに対し+1.17億NZ)となりましたが、相場にはあまりインパクトありませんでした。25日にコメント(シカゴポジション20)しました高値0.6910は相変わらずの抵抗線になっており、この上には0.6930〜40にも抵抗線があります。ここを越えれば0.7050のダブルトップ狙いの可能性は変わっていません。
下値は0.6850サポートラインがあり、この下の0.68丁度にもサポートあります。万一、連続利下げを実施した場合にはこのサポートも切れる可能性が高くなります。その場合は0.6740〜0.7070の右肩上がりラインの下限が守られトレンドラインを維持出来るかとなります。(4月27日10:40、1NZ=0.6878米ドル)

             (中銀政策金利推移)          

             (中銀政策金利推移)          

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