NZ中銀政策決定会合(2016年4月26日)

米国FOMCと日本の日銀政策決定会合の陰に隠れてあまり目立ちませんが、今週木曜日(28日早朝6:00)にニュージーランドの中銀、準備銀行も政策決定会合を開催します。

NZ中銀政策決定会合(2016年4月26日)

NZ中銀政策決定会合

米国FOMCと日本の日銀政策決定会合の陰に隠れてあまり目立ちませんが、今週木曜日(28日早朝6:00)にニュージーランドの中銀、準備銀行も政策決定会合を開催します。
現在政策金利であるオフィシャルキャッシュレートは2.25%、これを2%まで引き下げるのではないかとの見方と、そのまま維持するだろうとの見方が現在ほぼ拮抗する状況です。

ニュージーランドの消費者物価指数は直近0.4%インフレターゲットの1-3%に遠く及ばない状況です。これを問題視した財務省が中銀にレターを出すなどの動きも最近明らかなっており、再度の利下げがあってもなんら不思議ではない状況ですが、一方で住宅価格等不動産に関してはバブルの様相を呈しているのではないかとの指摘もあり、利下げが一層これを過熱するリスクを指摘する向きもあり、判断が難しいところです。

政策金利据え置きであれば現在0.687台のニュージーランドドルは0.70を目指すとされています。現在のドル円レートでは77.80近辺ということになりますが、日銀政策決定会合前後の円の乱高下が予想されますので、対円の水準はドル円次第とならざるを得ないでしょう。逆に利下げの場合には0.67台を目指す動きとなるでしょう。

いずれにせよ相場が動きやすい状況ですので28日は早起きして結果を待つのも一興でしょうか。

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