NZの2月貿易収支結果(19/3/26)

3月26日にNZの2月貿易収支が公表されました

NZの2月貿易収支結果(19/3/26)

NZの2月貿易収支結果

NZの2月貿易収支結果

NZの2月貿易収支は+0.12億NZドルとなり、予想(▼2.0億NZドル)を上回る数値になりました。
1月分は当初の▼9.14億NZドル⇒▼9.48億NZドルに下方修正されましたので、この分を加味すると▼0.22億NZドルの赤字となります。

NZの2月貿易収支結果 2枚目の画像

NZの貿易収支(青:貿易収支、オレンジは3ヶ月移動平均線、赤はゼロ)
2018年央以降の移動平均線がマイナスにいる状況は変わっていません

NZの2月貿易収支結果 3枚目の画像

2017年1月から各月の輸出(青)・輸入(オレンジ)

また、輸出入の増減を見ますと、輸出は1月から約4.8億NZドルの増加、輸入は同▼4.76億NZドルの減少になっており、外需に支えられ、内需が弱い状況になりました。
ここ2年間の輸出入の動向を見ますと、輸出は若干回復気味ですが、輸入は2018年10月ピークに減少を続けています。移民による人口増は続いているので、内需不振はあまり芳しいとは言えないと思います。

NZドル/米ドルの為替相場は、指標発表前は0.6905〜10米ドルで推移していましたが、発表後もほとんど動かず、東京14時までのレンジは0.6905〜25米ドルで、約20ピップス位で上下しています。
数値は前月の下方修正を加味するとエコノミスト予想レンジ内であり、2月は黒字記録してもサプライズにはなりませんでした。

昨日のシカゴポジション内で書いた0.6750〜0.6950米ドルのアセンディングトライアングル内の動きはそのまま継続しています。このトライアングル内の0.6860〜70にサポートあり、切れると0.6840〜50、0.6810〜20、そして0.6750〜60米ドルまでのサポートになります。まだレンジ幅があるので、時間的にこのトライアングルでの収斂が続くと思われます。
明日のNZ中銀金融政策も予想を逸脱するような状況にはないと思われます。注意点は経済見通し下方修正になりそうです。
(3月26日14時00分、1NZドル=0.6911ドル)

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