オーストラリアドル週報(2019年3月第2週)

世界経済の緩やかな拡大基調にはまだ大きな変化は認められませんが、年初にIMFが世界経済見通しを下方修正したことに続き、OECDも3/6には再び下方修正しており、

オーストラリアドル週報(2019年3月第2週)

78.00割れで終えた場合は下値リスクが点灯、77.50割れで短期トレンドが変化。

世界経済の緩やかな拡大基調にはまだ大きな変化は認められませんが、年初にIMFが世界経済見通しを下方修正したことに続き、OECDも3/6には再び下方修正しており、世界経済の先行きは不透明感が増しています。オーストラリア経済自体には大きな不安材料はないものの、1月の小売売上高が予想比悪かったことや、第4四半期のGP成長率もやや弱いものに留まったこともあって、豪ドルは対ドル、対円で低位揉み合いとなっています。

チャートを見ると、日足は2/25に付けた79.78を直近高値として上値を切り下げていますが、77.80-78.00の下値抵抗を守って推移しており、上値トライの可能性を残した状態です。日足の上値抵抗が79.30-40、79.80-90にありますが、80円台で引けた場合は下値リスクがやや後退します。逆に78円割れで終えた場合は日足の形状がやや悪化して下値リスクが高くなります。さらに77.50割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。21日移動平均線は78.93に位置しており、これを上抜け切れておらず、下値リスクを残した状態です。また、120日、200日線も79.86と80.60に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化が認められません。

一方直近の週足は陰線引けとなり、80円超えトライに再び失敗して終えていますが、下値を切り上げる流れをかろうじて守って越週しており、反発に転ずる可能性を残した状態です。今週は77.90-00の週足の下値抵抗を守って反発に転じており、上値余地を探る動きに繋げています。しかし、79.80-80.00に週足の上値抵抗が控えており、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにより警戒が必要でしょう。80円台で越週した場合は下値リスクが軽減されますが、この場合でも82円、84円に長期的な上値抵抗が控えており、急伸にも繋がり難いでしょう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は79.80-80.00、81.40-50に、下値抵抗は77.90-00、77.20-30にあります。全て下抜けて越週した場合は一段の下落リスクが点灯します。31週、62週移動平均線は79.95と81.61に位置しており、中期トレンドは豪ドル弱気の流れにあります。

78.00割れで終えた場合は下値リスクが点灯、77.50割れで短期トレンドが変化。

豪ドル/円【週足】:(3/13現在31週移動平均線は79.95に、62週線は81.61にありこれらを下抜けて中期トレンドは豪ドル弱気の流れにある。)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る