戻り売り優勢の展開に変わりなし(2016年4月25日)

ユーロドルは

戻り売り優勢の展開に変わりなし(2016年4月25日)

ユーロドル:4月25日のファンダメンタル分析

ユーロドルは、ドル円のドル買いの動きに引っ張られて、ユーロ売りの動きとなりました。細かいニュースはあったものの、日銀の貸出にもマイナス検討とのニュースのインパクトが強く、完全にドル円の動きに追随する形となりました。ただ、ユーロドルも今回の下げで4月14日の安値を下回ってきたため、ユーロ単体で考えても戻り売りが出やすくなっています。

ユーロドル:4月25日のテクニカル分析

ドル円は、検討段階とは言うもののサプライズのニュースによりそれまでの円高思惑が一気に反転した動きとなりました。今回のニュースは日銀サイドから敢えて事前にリークしたものと考えられますが、逆に市場がこれだけ好感した後では、検討だけとは言えない状況に追い込まれたと言えるでしょう。銀行株も付利がマイナスであっても借り入れもマイナスならば収益に貢献するとの見方は順当なものの、金融機関にだけ補助金を与えるという否定的な意見があると同時に、実効性が本当にあるのかは未知数です。為替に関しても実施如何にかかわらず短期的には今回の流れで進むであろう動きが、当面のドル高値になりそうで、日銀もかなり危険な賭けに出てきたと感じます。本日は予想が立てがたいのですが、いったん112円を前に調整が入りやすいものの、下がるならば買いたいと考える向きも多いと見て、111.30レベルをサポートに、112.00レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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