シカゴポジション(CME)168
シカゴポジションは2月19日現在まで更新されました。
まだ1週間の乖離ありますが、今週からシカゴポジションベースと実際の相場ベースの展開を記します。
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年2月19日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
NZドルのポジションは2018年4月の高値から水色のNZドル安トレンドラインを形成し、ポジションも5月以降ショートに切り返してきましたが、10月末に水色のトレンドライン上抜き、その時点からショートを縮小し、現在はほぼスクエアを続けており、NZドルの方向感を失くしています。終値ベースでの相場も赤ラインのアセンディングトライアングルに近い動きになっているの、このパターンは上抜きの可能性の方が高く、万一、オセアニア通貨同士となると、豪ドル連れ高の可能性が高くなります。3角保合いの収斂が極まり始めているので、どちらかに抜け易くなっています。
そのNZドル対米ドルは、0.6705〜0.6920米ドルの3角保合いの収斂を続けています。レンジ内のサポートは0.6780〜90、0.6740、0.6705米ドルにあります。上値は0.6870、0.6900、0.6920米ドルの順に抵抗線あります。まだ今週もこのレンジ内での動きに留まりそうです。終値ベースでは上値は0.69米ドル付近に相当するので、この0.6900〜20米ドルゾーンが強い抵抗線になります。
(1NZドル=0.6811米ドル、3月4日14時45分現在)
シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。水色は抵抗線になっています。
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