シカゴポジション(CME)168
シカゴポジションは2月19日現在まで更新されました。
まだ1週間の乖離ありますが、今週からシカゴポジションベースと実際の相場ベースの展開を記します。
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年2月19日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
19日までのシカゴポジションはチャートを見ると、2018年初から水色の豪ドル安トレンドラインに沿って豪ドル安になりましたが、昨年10月に抵抗線を上抜けしてから、新たな赤いラインの緩やかな豪ドル安(約0.6950〜0.73米ドル)を形成しています。
現在はこのトレンドライン内で黒ラインの3角保合いで収斂を続けています。かなり煮詰まってきているので、あと2〜3週で上下どちらかに抜ける可能性あります。上抜けで0.73、下抜けで0.6950ドルが目指す方向になります。
昨年初以降、シカゴは10月に7万3000枚の豪ドルショートにしていましたが、未だに3万枚越えるショートを有しており、ポジションだけ見ると、持ち高調整の買戻しで上方向に行き易くなっています。
その豪ドル米ドルですが、日足ベースで見ると、上記終値ベースの黒い3角保合いに相当するのが0.7070〜0.7200米ドルのレンジになります。現在は下限に近い水準ですので、下抜けリスクの方が大きくなっています。もし下限を切ると0.7050米ドル、0.7000、0.6950米ドルの順のサポート狙いになります。レンジ下限を守れば上値は0.7150、0.7200米ドルの順に抵抗線あり、後者越えるとシカゴはショートを切ってくる可能性が高まります。
(1豪ドル=0.7091米ドル、3月4日14時45分現在)
シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。水色は抵抗線になっています。
オーダー/ポジション状況
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