シカゴポジション(CME)166
シカゴポジションは1月22日現在まで更新されましたが、まだ過去の数値ですので、今週も相場展開だけを記します。
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年1月22日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
NZドルも前回同様に165回で、
「…急激なNZドル上昇のトレンドラインを下抜きました。現在は新たな3角保合いが0.6650〜0.6930米ドルにできて収斂しており、下限を先に狙う位置にいます。もしここを維持できないと3角保合いの下限切れになるので、新たなトレンド形成になり0.6600、0.6520〜30米ドル付近までの下押しになります。上値は0.6770〜80米ドルを越えてくれれば3角保合いの上限レンジを試せる流れに戻れます。」
としましたが、先週のレンジは0.6719〜0.6874米ドルとなり、3角保合い下限の0.6650米ドルまで行かずに、上限手前まで反発しました。これは先週水曜日の金融政策決定会合の要旨内に、内需堅調地合いからインフレは中銀目標値の中間まで上昇するとの文言が記されたことで、NZドルは急激な買戻しが入ったものです。豪ドルもこれに連れてショートの買戻しをさせられたことになります。
さて、上記の3角保合いは今日現在0.6690〜0.6925米ドルに収斂を継続しています。もし上限抜けると、0.7050〜60、0.72米ドル付近まで余地が広がります。一方で、下限割ると0.6580〜90、0.6520〜30米ドルの順にサポートあり、昨年10月底値0.6420〜30米ドルのダブルボトムまでありそうです。
(1NZドル=0.6882米ドル、2月18日14時30分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。
棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。水色は抵抗線になっています。
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
南アランド円週報:『約1カ月ぶり安値を更新するなど上値の重い展開が継続中』(11/23朝)
南アランドの対円相場は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時8.44円まで下落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
トルコリラ円週報:『トルコ中銀は政策金利の据え置きを決定。一巡後の反発に期待』(11/23朝)
トルコリラの対円相場は、9/16に記録した史上最安値4.10円をボトムに切り返すと、11/15にかけて、約3カ月半ぶり高値4.56円(8/1以来の高値圏)まで上昇しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:川合 美智子
2019.02.21
ニュージーランドドル週報(2019年2月第3週)
NZ経済に大きな不安材料はみつからず、中銀も内需がけん引役となって景気拡大基調を維持し、インフレ目標を達成するとの見方を変えていませんが、
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:川合 美智子
2019.02.14
ニュージーランドドル週報(2019年2月第2週)
NZ中銀は政策金利を市場の予想通り1.75%に据え置きましたが、声明には内需の強さや高い稼働率を背景にインフレ率が中銀の目標の
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。