N$シカゴポジション(2019年2月18日現在)

週のレンジは0.6719〜0.6874米ドルとなり、3角保合い下限の0.6650米ドルまで行かずに、上限手前まで反発しました。

N$シカゴポジション(2019年2月18日現在)

シカゴポジション(CME)166

シカゴポジションは1月22日現在まで更新されましたが、まだ過去の数値ですので、今週も相場展開だけを記します。
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)166

主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年1月22日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

NZドルも前回同様に165回で、
「…急激なNZドル上昇のトレンドラインを下抜きました。現在は新たな3角保合いが0.6650〜0.6930米ドルにできて収斂しており、下限を先に狙う位置にいます。もしここを維持できないと3角保合いの下限切れになるので、新たなトレンド形成になり0.6600、0.6520〜30米ドル付近までの下押しになります。上値は0.6770〜80米ドルを越えてくれれば3角保合いの上限レンジを試せる流れに戻れます。」

としましたが、先週のレンジは0.6719〜0.6874米ドルとなり、3角保合い下限の0.6650米ドルまで行かずに、上限手前まで反発しました。これは先週水曜日の金融政策決定会合の要旨内に、内需堅調地合いからインフレは中銀目標値の中間まで上昇するとの文言が記されたことで、NZドルは急激な買戻しが入ったものです。豪ドルもこれに連れてショートの買戻しをさせられたことになります。
さて、上記の3角保合いは今日現在0.6690〜0.6925米ドルに収斂を継続しています。もし上限抜けると、0.7050〜60、0.72米ドル付近まで余地が広がります。一方で、下限割ると0.6580〜90、0.6520〜30米ドルの順にサポートあり、昨年10月底値0.6420〜30米ドルのダブルボトムまでありそうです。
(1NZドル=0.6882米ドル、2月18日14時30分現在)

シカゴポジション(CME)166 2枚目の画像

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。
棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。水色は抵抗線になっています。

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