NZ2018年4Q失業率結果(19/2/7)

本日NZの第4四半期失業率が発表され、予想を大きく下回る悪化となりました。

NZ2018年4Q失業率結果(19/2/7)

NZ2018年4Q失業率結果

本日NZの第4四半期失業率が発表され、予想を大きく下回る悪化となりました。失業率は3Q の4.0%(前回3.9%)⇒4Q 4.3%に悪化しています。但し、下図(1)を見てもトレンドラインは改善傾向を示しており、3Qが極端に良かっただけになっています。
就業者数は前月・前年比共に予想を下回りました。
但し、12月末期はデータ調整をしています。前回まで雇用されていた人には追加質問項目をした上でこの分を勘案した数値を発表しています。この調整により数値はより確実性を増していると統計局では述べています。(下図(2)、統計局のチャート見ますと、調整後は綺麗なトレンドを示しています)
また、同時に発表された全部門の賃金インフレ率は、前年同期比(2018,4Q)で+1.9%となり、前期3Q の+1.8%から微増となりました。また労働参加率は70.9%となり、これも前期比より▼0.1%悪化(前回は71.1%⇒71.0%に下方修正なので実質▼0.2%)しています。

NZ2018年4Q失業率結果

NZの失業率

NZドル/米ドルは発表前1NZドル=0.6830米ドル付近で推移していましたが、発表直後に0.6760〜65米ドルまで急落し、現在は更に0.6755〜60米ドル付近まで緩んでいます。昨日の高値圏が0.6900米ドル絡みでしたので、約150ピップスのNZドル下落となっています。
数値的には芳しくないですが、3Qの数値が極端に良かったことを勘案すれば、改善続ける中で一度調整したとも受け取れる内容です。
但し、昨日まで推移していた急激なNZドル高トレンドラインは下抜いたので、短期のNZドル高トレンドは終了し、このトレンドライン開始時点の0.6710〜20、0.6650〜60米ドルまでの下値余地が出来ています。後者は昨年10月底値からのサポートも0.6660米ドルにあるので、かなり強くなっています。

上値は下抜けたサポートが抵抗線として0.6820〜30、越えれば0.6850〜60米ドルまでのトライになりそうです。

来週13日(水曜日)にはNZ中央銀行の金融政策開催が予定されているので、暫くはNZドル弱い中で神経質な展開となりそうです。
(2月7日11:00、1NZドル=0.6759米ドル)

NZ2018年4Q失業率結果 2枚目の画像

(1)NZ失業率推移

NZ2018年4Q失業率結果 3枚目の画像

(2)2007年からの就業者数の推移:今回調整済数値が青、未調整は黄銅色
○印は過去の調整

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