ユーロドルレンジ内で小幅上昇
23日の東京市場でユーロドルは1.13台後半の最近のレンジ内で小幅上昇。
特段新規の材料の無い中で、明日のECB理事会を控えてのポジション調整の動きが主体で、明確な方向性は見られませんでした。
朝方1.1360近辺で取引されていたユーロドルは夕刻まで小幅に上昇し一時1.1372をつけましたが、値幅は限られました。
テクニカルにはユーロドルは引き続き一目均衡表の雲の中での推移。直近は短期下降トレンドの中にありましたが、昨年11月からの緩やかな下値切り上げの上昇トレンドも否定されていません。
本日は日銀の政策決定会合が終了し、金融政策は不変ながら、同時に発表された「展望リポート」において日銀は2019年の消費者物価指数の見通しを10月時点より0.5%引き下げて+1.1%としています。また、経済に関しても海外経済の先行き不透明等をリスク要因として下振れリスクがより大きいとの見解が黒田総裁の会見でも述べられています。
明日のECB理事会とドラギ総裁記者会見においても米国の貿易問題や英国のEU離脱問題の行方等、「外部」のリスク要因からあまり楽観的な見通しは立てにくいことは同様と考えられ、ユーロの頭を重くしそうです。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安。今晩は日本時間深夜0時に米リッチモンド連銀製造業指数と欧州圏の1月消費者信頼感指数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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