ユーロドルじり安、1.13台後半
17日の東京市場でユーロドルはじり安推移。昨日が1.14挟みでもみ合っていたのに比べ、日中高値1.1401の滞空時間は短く、ユーロ安が一段進行した形です。
夕刻欧州勢参入後は下値を広げ一時1.1371の安値をつけた後、東京時間17:30現在は1.1390レベルでの取引です。
今朝未明に英下院は野党の提出したメイ内閣の不信任決議案を僅差で否決しましたが、事前に予想されていたこともあり、ユーロの買い戻しにはつながりませんでした。
昨晩はNYダウが12月の株価下落のきっかけとなったFOMC開催以前の水準まで回復し、リスク選好の動きが主体となりました。ユーロドルはリスク選好がテーマとなるときはどちらかといえば「蚊帳の外」になりがちであり、昨晩も基本的にはそのパターンであったと言えるでしょう。
テクニカルにはユーロドルは90日移動平均線、21日移動平均線を下抜けて一目均衡表の「雲」の中。中期レンジの中央付近に戻ってきていることもあり目先方向感は出にくい状況です。
直近の下値目途は雲の下限付近の1.1350-60レベル。ここまで緩やかに切り上げてきた下値を覆すこととなる1.1300-20レンジを下抜けるとやや様相が変わってきそうです。対する上値目途は雲の上限がしばらく1.1418、21日線1.1429、90日線1.1447と1.14台前半の布陣が厚めです。
序盤の欧州株価指数先物は概ね下げて始まっています。
この後19:00に12月の欧州圏CPI改定値、22:30には米12月の住宅着工件数、建設許可件数、新規失業保険申請件数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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