ユーロドル1.13台後半、上昇後方向感を失う(12/27夕)

27日の東京市場でユーロドルは小幅上昇。

ユーロドル1.13台後半、上昇後方向感を失う(12/27夕)

ユーロドル1.13台後半、上昇後方向感を失う

27日の東京市場でユーロドルは小幅上昇。クリスマス休暇明けの昨晩は、NYダウが一日の上げ幅としては過去最大を記録するなど米株価が急反発、米長期金利もつれて上昇したことを受け、ドルに買い戻しが入りました。海外序盤に1.14台で推移していたユーロドルも米金利上昇に歩調を合わせ未明には一時1.1343の安値をつける動きとなりました。
しかし、その後東京時間に米長期金利が反落、10年もの米国債利回りが再び2.7%台に低下したことからユーロドルはやや戻し、東京時間18:30現在は1.1395-00レベルで取引されています。

先ほど発表されたECBの最新の経済報告ではECB理事会での声明同様、景気の緩やかな拡大を予想しながらも、ダウンサイドリスクの高まりと大規模金融緩和継続の必要性が言及されています。

昨晩の下落でユーロドルは21日移動平均線付近まで下げて、膠着レンジの中心付近に回帰しました。
株価は米欧ともに同じような動きをするため、危険避難的な要素の薄いユーロドルへの影響はドル円に比べ小さく、一方でユーロの独自要因の多くは年明けまで棚上げということで、今月中は米ドル要因主体の動きとなりそうです。

序盤の欧州株価指数先物は概ね下げて始まっています。本日この後米国では22:30に新規失業保険申請件数、24:00に消費者信頼感指数の発表があります。

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