シカゴポジション(CME)155
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴの豪ドルポジションはネットショート600枚の小幅減になりました。内訳はロングを2,800枚減、ショートも3,400枚減で、総枚数では約6,200枚減少し、3週間合わせて23,900枚もポジションを縮小しています。全体は軽くなっていますが、依然ネットショートのポジションが大きく、年末の季節要因を含めて豪ドルの買戻しリスクの方が大きいと思われます。
終値ベースのチャートでは、完全に今年1月からの豪ドル安トレンドライン(水色)の上抜き確認が出来ていますが、NZドルと比べて豪ドルの方が、まだ先安観が根強くなっている様です。
その豪ドル/米ドル相場は、豪ドル安トレンドライン上抜き後の豪ドル上昇が早かったので、先週は目先調整と見ていましたが、丁度0.7210米ドル付近のサポートで止まり、現在も推移しています。0.7190〜0.72米ドルにもサポートありますが、ここを切れると0.7160米ドル付近までの下押しになりそうです。但し、ここを維持している限りは豪ドル戻り高をトライする流れは変わっておらず、抵抗線としては0.7270〜80、0.7310、そして0.7340米ドルのダブルトップの順に抵抗線が控えています。最後を越えてくると短期は一段の上値トライに入れそうです。もしそこまで行けば、シカゴはショートポジションを更に落としていくと思われます。いよいよ12月決算期ですので、どこまでポジション調整を行うかがポイントになります。
(1豪ドル=0.7216米ドル、11月27日10時50分現在)
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。
棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。
緑は抵抗線になっています。
別途水色とオレンジを加えています。
オーダー/ポジション状況
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