オーストラリアドル週報(2018年11月第3週)

11/15に発表されたオーストラリア10月の失業率は5.0%(市場予想:5.1%)、新規雇用は+3.28万人(市場予想:+2万人)といずれも予想に比して好数値となりました。

オーストラリアドル週報(2018年11月第3週)

豪ドル/円、短期は強気。84円越えの越週で中期トレンドも強気へ。

11/15に発表されたオーストラリア10月の失業率は5.0%(市場予想:5.1%)、新規雇用は+3.28万人(市場予想:+2万人)といずれも予想に比して好数値となりました。また、内容的にもフルタイムの雇用が伸びた一方で、パートタイマーは減少しました。この結果を受けて豪ドルは対ドル、対円で続伸しています。

チャートを見ると、直近の日足(11/15)は82円台に実体を置く陽線引けとなり、10/26に付けた78.57を直近安値として下値を切り上げる流れを維持していますが、82〜84円ゾーンには強い上値抵抗が散在していることや、82.80-90の短期的な上値抵抗には一旦ぶつかって押し戻されており、82円台からの上値追いは上下動を繰り返しながら上値抵抗をゆっくりと消化する動きとなりそうです。日足の上値抵抗は82.90-00、83.40-50、84.10-20に、下値抵抗は81.60-70、81.10-20にあります。短期トレンドは80円割れで終えない限り、大きく変化しませせん。21日、120日、200日移動平均線は、80.94、81.48、82.02に位置しており、全てを上抜けており、短期トレンドは豪ドル強気の状態にあります。中期トレンドはニュートラルの域を抜け切れていませんが、83円越えで終えた場合は強気転換の可能性が高くなります。

一方週足は、2週連続陽線引けとなり、2手前の大陽線が短期トレンドに変化を生じさせています。また、今年1月に付けた89.07を起点として上値を切り下げて来た流れから直近の週足が若干上抜けた位置で越週しており、中期トレンドが変化する可能性が点灯中です。この陽線の値幅が小さく、上昇エネルギーの強いものではないので、“ダマシ”に終わる可能性がありますが、今週は上値トライの動きが継続中で82.50超えで越週すれば陽線引けとなることから、来週以降も上値トライの可能性を残すことになります。31週移動平均線は81.70にあり、これを上抜け始めていますが、62週線は83.79に位置しており中期トレンドはニュートラルな状態に留まっています。84円越えで越週出来れば中期トレンドも変化して一段の豪ドル上昇に繋がり易くなります。

豪ドル/円、短期は強気。84円越えの越週で中期トレンドも強気へ。

豪ドル/円【週足】:(11/15現在31週移動平均線は81.70にあり上抜け始めているが、62週線は83.79にあり、上値を抑え込んでいる。)

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