A$短期は上値トライの流れ(週報2016年4月第二週)

豪ドル/円、短期は上値トライの流れ。中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れにあり、反落にも要警戒。

A$短期は上値トライの流れ(週報2016年4月第二週)

A$短期は上値トライの流れ

豪ドル/円、短期は上値トライの流れ。中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れにあり、反落にも要警戒。

14日に発表されたオーストラリアの雇用統計は、失業率が2ポイント改善して5.7%に、また、新規雇用者数も26,100人増となり、予想より良い結果となりました。引き続き足元の経済が良好で雇用市場が安定的であることを示す結果となりましたが、一方で、IMFは4月に入って先進国の経済見通しを下方修正しており、外需の大幅増にも繋がり難い環境にあります。中国の貿易収支の改善や原油価格の40ドル台乗せにより、リスク回避的な動きは抑えられていますが、オーストラリア国外の動向には引き続き注意する必要があります。

チャートを見ると、日足は4/7に付けた80.68で一旦底打ち、反転の流れに入っています。80円台の中・長期的な下値抵抗には一旦跳ね返されましたが、84〜86円台での揉み合いから下抜けた反動で、80円台までの急落を見た結果、反発の過程では84円超えが強い上値抵抗ゾーンとして働く可能性が高くなっています。また、中期トレンドも弱気の流れにあることから、84円超えの抵抗を消化し切れずに再び反落に転ずる可能性に注意が必要です。日足の上値抵抗は84.00-10、84.40-50、85.00-10に、下値抵抗は82.00-10にあります。

一方直近の週足は大陰線の出現となり、下値リスクの高いものですが、今週は週初から反発余地を探る動きが先行しています。再度84円超えの上値抵抗の厚さを確認する動きとなっていますが、2014年11月に付けた102.84を起点とするレジスタンスラインの下で推移しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあることから、84円超えからの強い上値抵抗を抜け切れずに反落する可能性により注意が必要です。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は85.00-20に、下値抵抗は80.00-20にあります。これを守りきれずに越週した場合は一段の下落リスクが点灯します。31週移動平均線は85.22に、62週線も88.73にあり中・長期トレンドは豪ドル弱気の流れに変化が認められません。

             豪ドル/円【週足】

             豪ドル/円【週足】

(4/13現在31週移動平均線は85.22にありこれを下抜けて下値リスクが高い状態にある。また、62週線も88.73にあり、長期トレンドは豪ドル弱気の流れ)

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