オーストラリア 9月失業率結果(18/10/18)

9月の豪州失業率は、就業者数が予想を下回り、失業率が5.0%と大きく改善しました。

オーストラリア 9月失業率結果(18/10/18)

オーストラリア 9月失業率

9月の豪州失業率は、就業者数が予想を下回り、失業率が5.0%と大きく改善しました。

オーストラリア 9月失業率

9月の就業者数は前月より0.56万人増で、予想(1.50万人増)を下回りました。
8月は前回+4.40万人⇒+4.46万人と若干上方修正されています。
この分を加味すると今回は+0.62万人となりますが、エコノミスト予想平均を下回りました。但し、内容はフルタイムの増加が大きく、その意味で総賃金は増加となります。

失業者の分析は

オーストラリア 9月失業率 2枚目の画像

9月の失業者は37,100人減少しました。
内訳はフルタイム希望が38,000人減(8月は7,500人減)となりました。
失業率の大幅改善と失業者減で、完全雇用に近いのかもしれません。
また、労働参加率は0.2%改善し、65.4%となりました。(尚、前回の当初は65.7%で今回上方修正)
月間全労働時間は620万時間増加(8月は60万時間増)し、17億5750万時間となりました。
4ヶ月連続の増加です。消費には好影響となります。

失業率の改善は6年振りの好数値になっています。

オーストラリア 9月失業率 3枚目の画像

赤い線は今回の失業率5%に合わせています。

豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7110〜15米ドル付近で推移していましたが、発表直後に0.7105米ドルまで下落したものの、失業率改善やフルタイム労働者増加を受けて、0.7130米ドルまで急反発し、現在も同水準で推移しています。
昨日はザラバで0.7130米ドルの抵抗線を抜け高値0.7160米ドル付近まで上がりましたが、引けは米ドル全面高の流れに0.7109米ドルまで反落して、今日の失業率を迎えた形です。
上値は0.7180〜90、0.7230米ドルに抵抗線あります。下値は0.71米ドルを切ってくると、豪ドル買戻しの流れは終わりになります。
(1豪ドル=0.7133米ドル、10月18日13時00分現在)

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