ユーロ買い戻し優勢(7/3夕)

3日の東京市場でユーロは、未明NY終盤にドイツのメルケル首相とゼーホーファー内務相の会談で移民問題に関し合意が成立したとの知らせに、

ユーロ買い戻し優勢(7/3夕)

ユーロ買い戻し優勢

3日の東京市場でユーロは、未明NY終盤にドイツのメルケル首相とゼーホーファー内務相の会談で移民問題に関し合意が成立したとの知らせに、ユーロが買い戻された流れを引き継ぎ、1.16台前半中心の取引となりました。
東京時間1.1640近辺で取引が始まったユーロドルは一旦1.1621まで値を下げる局面もありましたが日中はほぼ横ばい推移、その後欧州勢参入とともに再び上値を試す展開となり、東京時間18:00現在は1.1660レベルでの取引です。
あわやドイツの連立政権が崩壊し、再選挙→極右のさらなる台頭とのシナリオまで考えざるを得なかった昨晩の緊張感が緩みユーロには買い安心感が広がっています。

昨日の上昇でユーロドルは21日線(本日1.1669レベル)に再び絡む動きとなっています。また今年4月からの下落と1.1500の防衛ラインで形成された大型三角持ち合いのトレンドラインも(1.1679)と近く、この水準を上抜けると、テクニカルには日足の一目均衡表の下限1.1776あたりを目指す展開となりそうです。

ユーロドル日足

ユーロドル日足

紫は21日移動平均線

序盤の欧州株価指数先物はドイツの合意成立を好感してほぼ全面高の様相。
先ほど18:00に発表となった5月のユーロ圏PPIは年率+3.0%と予想を上回りましたが、同時に発表となった同月の小売売上高は予想前年比+1.6%に対し+1.4%と冴えず、個人消費には不安を残した形です。
今晩この後23:00に米5月製造業受注の公表がありますが、明日に米独立記念日を控えており、徐々に市場の動きは鈍るものと予想されます。

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