ドル円米経済指標悪化で109円台へ反落(6/22朝)

21日の海外市場でドル円は反落。昨晩発表となったフィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数等の経済指標が久々に事前予想も前月も下回る結果となり、

ドル円米経済指標悪化で109円台へ反落(6/22朝)

ドル円米経済指標悪化で109円台へ反落

21日の海外市場でドル円は反落。昨晩発表となったフィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数等の経済指標が久々に事前予想も前月も下回る結果となり、このところ優勢となっていた米経済の極めて楽観的な見通しに、やや冷や水を浴びせた形となりました。
ドル円はNY午前に110円割れを示現、109.85レベルまで下落したところで下げ止まり、その後は方向感を無くし、東京時間7:00現在は110円を少し割り込む水準で取引されています。

昨日は偶々悪い指標が二つ重なったものの、今のところ米国の景況感に影響を与えるほどのものでもない反面、やはり米国を中心とした貿易戦争激化への懸念が市場の基調を支配していることから、上値の重さもあってドル買いポジションの調整が出たものと見られます。
昨晩の下落でドル円は再び200日移動平均線を下回り、移動平均線や、日足の一目均衡表の基準線、転換線などが密集したエリアで推移しており、上下ともに大きくは動きにくい印象です。

また、昨晩はドイツのダイムラー社が米国製自動車に対する中国の報復関税による販売台数減少を理由に利益見通しを下方修正、米中貿易摩擦を理由とした象徴的な大手企業の業績下方修正に株式市場のセンチメントは一段と悪化、NYダウは196ドル安で終了、8営業日連続の下落となっています。

本日この後8:30に本邦の5月消費者物価指数の発表があります。

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