オーストラリア 4月失業率結果(18/5/17)

4月の豪州失業率は、就業者数が予想を上回りましたが、失業率は予想より0.1%悪化しました。

オーストラリア 4月失業率結果(18/5/17)

オーストラリア 4月失業率結果

オーストラリア 4月失業率結果

4月の豪州失業率は、就業者数が予想を上回りましたが、失業率は予想より0.1%悪化しました。全体では豪州の雇用は引き続き拡大傾向となっています。
また今回はフルタイムの雇用が大幅に伸びました。

オーストラリア 4月失業率結果 2枚目の画像

さて就業者数からみていくと、
4月の就業者数は前月より22,600人増で、予想(20,000人)を上回りました。しかしながら3月は前回の+0.49万人⇒▼0.7万人に下方修正され、この分を勘案すると今回は+1.07万人となりあまり良い結果ではありませんでした。ただ、フルタイムの就業者が+32,600人増なので、総賃金や消費には好影響となります。

オーストラリア 4月失業率結果 3枚目の画像

また失業者の分析は
4月の失業者は増加しました。人口増で求職が増えている様です。内訳はフルタイム希望が17,100人減(3月は9,300人増)となりました。過去数ヶ月に亘りフルタイム希望が増えていましたが、今回はその反動減と思われます。
また、労働参加率は0.1%改善し、65.6%となり、前回の3月に1978年から統計を取り始めてから最大となっていましたが、4月は更新しています。
月間全労働時間は1,940万時間(3月は450万時間増)も増加し、17億6400万時間(3月は17億4040万時間)となりました。消費にはかなり良い数値となりそうです。

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

人口に対する雇用者の割合(出所:豪州統計局)

総人口に対する雇用者の割合はリーマンショック後の底値水準(赤い線)から改善傾向を続けていましたが、前回から横這い傾向になっています。人口増分を新規雇用がカバーしていることになります。

豪ドル/米ドルは指標発表前に0.7518米ドル付近で推移していましたが、発表後は、予想上回る数値に0.7550米ドル手前まで買われ現在は0.7535〜40米ドルで推移しています。
内容的にはマチマチな結果でしたが、月間全労働時間の大幅な伸びは好感できます。

現在の豪ドルは0.7480〜0.7720米ドルの豪ドル安トレンドライン内で推移しています。先週から今週初にかけて一時トレンドラインの下限を割っていましたが、現在は戻しています。仮に下限割っても0.7410〜20米ドルのサポートが強くなっています。
上値は0.7610米ドルを越えないと、レンジ内上限を狙える勢いはありません。まだ豪ドル弱い状態が継続しています。(1豪ドル=0.7535米ドル、5月17日14時00分現在)

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