ユーロ対ドルで年初来安値更新(5/8夕)

8日の東京市場でユーロドルは1.19台前半で方向感なく推移しましたが、

ユーロ対ドルで年初来安値更新(5/8夕)

ユーロ対ドルで年初来安値更新

8日の東京市場でユーロドルは1.19台前半で方向感なく推移しましたが、夕刻スイスチューリヒで開催されたIMFとスイス中銀主催のパネルディスカッションで、FRBのパウエル議長が「このまま米国の経済成長が期待通りに進行すれば市場はFRBの行動に驚くべきではない」と利上げを示唆した他、「新興国は脆弱性を低下させており。米金融政策の正常化による影響に対し新興国通貨は対応可能」と発言、事前に公表された原稿をきっかけにユーロ、新興国通貨は再び下落を開始しました。

ユーロは一時1.1883まで下げ幅を拡大、年初来安値を更新。最近下落の大きいトルコリラは対ドルで4.2998、対円では25.359まで売られいずれも史上最安値を更新しています。
一方ドル円は明日未明のトランプ大統領のイラン核合意についての「決断」を控えリスク回避の円買いに支えられていることもあり、109円前後であまり変化無く推移している事から、ユーロは対円でも弱含み、ユーロ円は18:30現在129円台半ばまで下落して取引が行われています。

午後に発表されたドイツの3月の鉱工業生産は最近の指標には珍しく事前予想前月を上回る結果でしたが為替市場は反応薄。
ユーロドルは4月半ばからのほぼ一方向の下げにチャートの形が極端に悪化、下値の目処が掴みにくい状況です。既に200日移動平均線ははるか彼方の1.2019に位置しており短期の回復は見込みにくく、連日頭を抑えられている5日移動平均が1.1940レベル。一方下値はフィボナッチの76.4%が1.1790に見える程度で、足がかりが見つかりません。

市場は未明のトランプ発言待ち、その後は9日、10日の4月の米物価指標待ちとなります。
序盤の欧州株価指数先物は、本日はユーロ安にもかかわらずの全面安。・

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